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出版社内容情報
ローカルにしてグローバルな視野をもつ人たちがどのように地域文化とかかわってきたか。分権論を日本で最初に唱えた福沢諭吉など、先人たちの思想や著者自身の経験から、これからの地方のあり方を考える。
内容説明
「規制緩和」「国際化」「分権化」などが叫ばれ、戦後、近代日本の宿命とされてきた東京一極集中に多くの批判が寄せられるようになってきた。このような時代に地方はどうあるべきか、「一村一品運動」から「AU(アジア共同体)構想」まで、創意あふれる県政で注目をあびてきた著者の思想を豊富な実例とともに語る。地方、日本、アジア、そして世界が向かうべきベクトルがここにある。
目次
第1章 アジアの時代(アジアの世紀とワールドカップ―サッカーは地域を結ぶ;ローカル外交のすすめ―アジア共同体(AU)の構築を目指して ほか)
第2章 人間力と地域文化(ペトロ・岐部・カスイ―一七世紀最大の国際人;諭吉の発想―二一世紀の国家のあり方を示唆 ほか)
第3章 地域力(緑の大聖年―森林の思想は共生の思想;心の県境―受け皿づくりに廃県置藩 ほか)
第4章 二一世紀の地域と国家(脱UFO説―制度は人がつくり出す;新地域主義の提唱(上)―アイデンティティーの確立を ほか)
著者等紹介
平松守彦[ヒラマツモリヒコ]
1924年、大分市生まれ。’49年、東京大学法学部卒業。商工省(現経済産業省)に入省後、産業公害課、石油計画課、電子政策課などの課長を歴任。’74年に国土庁(現国土交通省)に出向し、長官官房審議官(地方振興局担当)。’75年、大分県副知事。’79年より大分県知事に就任。テクノポリス構想、一村一品運動など、ユニークな施策で地域振興を図る。’83年第1回年間最優秀プロデューサー賞、’88年日本新語・流行語大賞特別功労賞、’88年南十字星ブラジル国家勲章大士官賞、’95年マグサイサイ賞政治部門受賞
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