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内容説明
人は、なぜラーメンを食べるのだろう。ラーメンに潜む魔力を徹底分析。
目次
第1章 「ハレ」のラーメン
第2章 ラーメンブームの構図
第3章 ビジネスとしてのラーメン
第4章 脱サララーメン経営のケーススタディ
第5章 インターネットとラーメン
第6章 ラーメンフリークの過激な日常
第7章 行列店の変遷と行列の変化
第8章 うま味と甘味と高度成長
第9章 多様な味、多様な店
著者等紹介
河田剛[カワタツヨシ]
東京大学文学部社会学科卒業。日興証券、日興リサーチセンターなどで金融、機械、ベンチャー企業などの企業調査、株価評価を入社以降一貫して手がけている。中学校の修学旅行で札幌「味の三平」を知り、ラーメンに関心を持ち始める。上京後は「池袋大勝軒」、渋谷「喜楽」、神保町「さぶちゃん」などに足繁く通っていた。最近はインターネットを通じて知り合ったラーメン仲間たちと各地のラーメン店を食べ歩いている。ラーメン歴は約20年
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルゴン
4
★★★☆ 流行のラーメンを追うばかりかと思いきや、戦後のラーメンの位置付けやメディアへのラーメンの登場など、案外多方面にわたって調べられています。しかし16年半前にもラーメンブームや二郎はあったのですね。2017/04/12
KAZOO
3
むかし吉野家の経済学に関する本を読んで、感心したことがあったのでこれにもそれを期待したのですが若干異なるものでした。ラーメンに関するマスコミに取り上げるようなことの羅列であってもう少し深く分析してほしいと感じました。値段の妥当性やラーメン店の経営についてもう少し掘り下げてほしいと感じました。2013/07/15
going home
2
河田剛著の「ラーメンの経済学」を読みました。2001年出版の本ですが、ただ「この店がおいしかった」ではなく、ラーメンを経済学から考えます。たかがラーメン、されどラーメンですね。(^^) 私が敬愛する慶應大学の中島先生が書かれている「障害者の経済学」に通ずるものがあります。「脱サララーメン経営のケーススタディ」では、2000年当時一世を風靡した「竈」の店長の苦労話が紹介されていますが、いやあ、とにかくラーメン屋として食っていくのは大変なんですね。2012/08/15
hatagi59
1
本書が出版された年のラーメン店人気と竃の独立物語は参考になった。 色々とデータを載っけて、それらしくラーメン経済学を語ろうとしている部分には全く興味が持てなかったな。笑 竃って、現在でも人気店なんだろうか?一度食べに行ってみようかしら。2011/10/15