角川選書<br> 万葉集と日本人―読み継がれる千二百年の歴史

個数:
電子版価格
¥1,408
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

角川選書
万葉集と日本人―読み継がれる千二百年の歴史

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月28日 15時32分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047035393
  • NDC分類 911.12
  • Cコード C0392

内容説明

日本最古の歌集『万葉集』は、8世紀末から今日まで、愛されつづけてきた稀有な歌集だ。しかし、漢字だけで書かれた万葉歌は、時代によって異なることばに読み下され、時代ごとの考え方や感じ方を強く反映した解釈がなされてきた。紀貫之、紫式部、藤原定家、仙覚、賀茂真淵、佐佐木信綱らが読んだそれぞれの時代の『万葉集』は、どのようなものだったのか。その読み方に現れる日本人のこころの歴史をたどり、万葉集の魅力に迫る。

目次

第1章 『万葉集』を「読む」ということ
第2章 『万葉集』を読んでいた紀貫之―平安時代前期における『万葉集』
第3章 紫式部と複数の『万葉集』―平安時代中期における『万葉集』
第4章 藤原定家の“古代”―平安時代後期における『万葉集』
第5章 「道理」によって『万葉集』を解読した仙覚―中世における『万葉集』
第6章 賀茂真淵の“批評”―江戸時代における『万葉集』
第7章 佐佐木信綱による「校本」と「評釈」―近代における『万葉集』
第8章 『万葉集』の未来

著者等紹介

小川靖彦[オガワヤスヒコ]
1961年、栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。専攻は日本上代文学(万葉集および万葉学史)、書物学(主に中国文化圏の巻子本)。国文学研究資料館、和光大学、日本女子大学を経て、青山学院大学教授。博士(文学)。『萬葉学史の研究』(おうふう)で上代文学会賞、全国大学国語国文学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちめ

7
再読。万葉集が編纂されて以降千年以上にわたって多くの日本人が万葉集の魅力に取り付かれ、あの膨大な漢字の羅列を書き写し解釈を試みてきた。その歴史の恩恵を現在は受けていることになる。意外なのは、作品の読み方や解釈は常に更新されてきたわけだが、作品の批評というものが積極的に行われるのは江戸時代以降だということだ。作品の感想を述べたり批評したりする行為は我々にとって普通の行為だが、案外近代的な精神活動であり、万葉集の時代の心を探ろうとする際には注意すべき感覚かもしれない。万葉集理解には必読の1冊です。☆☆☆☆☆2020/03/30

はちめ

4
同じ著者の『万葉集 隠された歴史のメッセージ』と共に何度か読み返すと、そのたびに発見がある。記憶力が悪いせいでもあるが。2022/07/30

しのぶ

2
なんとなーく『古事記』とか『万葉集』とかをきちんと勉強しなおしたいなぁという気分が募っているところだったので、出たばかりのこちらを読んでみました。が、やっぱり同じ著者の前著『万葉集 隠された歴史のメッセージ』を先に読むべきだったかも、などと思ったり。とりあえず、『万葉集』の読まれ方の遍歴をさっくりなぞることができたのは有意義でした。2014/09/02

gorgeanalogue

1
とても面白かった。緻密に練られていて、しかも素人にも読みやすい。諸説の直後に文献名が直接に示されているのもありがたい。和歌史としても読める。最後の結論は不要だったのではないかとも思うけど。やや残念な誤植発見。製版→整版2017/07/05

MrO

1
万葉集がそれぞれの日本人にどのように読まれてきたかをわかりやくす書いた本で、目から鱗が落ちまくった。いま、普通に読んでいる万葉集なるものが、多くの先人たちの、その時々の思いによって作り上げられてきたことを感じた。万葉仮名にどんな助動詞や助詞を補うかが、万葉集とはどんな歌集であるべきかという見識によっている。一つ一つの歌に、それぞれの歴史があったことを思う。2014/07/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8044299
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。