角川選書<br> 日本の「宗教」はどこへいくのか

電子版価格
¥1,320
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

角川選書
日本の「宗教」はどこへいくのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034976
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0314

出版社内容情報

歴史を変えてきた「心のありか」。無宗教日本の「なぜ」を解き明かす!

日本の宗教はどこからきてどこへいくのか。鎌倉仏教の担い手たち、法然・親鸞・道元・日蓮らの「心の探求」という精神的な命脈を糸口に、日本思想の根幹をなす祖霊信仰と神仏とのかかわり、近代前後の宗教観を解く。

内容説明

日本の宗教はどこからきてどこへいくのか。その解明の糸口として「鎌倉仏教=宗教改革論」を見直すことで、近代前後の宗教の変容を探る。日本思想の根幹をなす「心のありか」としての祖霊信仰と、鎌倉仏教の担い手である法然・親鸞・道元・日蓮らの激しい内省による「心の探求」、これらの精神的な系譜と神仏とのかかわりから日本の宗教のゆく末を考える。

目次

なぜ戦後日本で「ピープル」は「人民」と訳されてきたか
言葉が重層する近代日本人のアイデンティティ・クライシス
神の声、仏の声を「聞いた」東西の中世世界
明治に輸入された「中世」の概念と「宗教改革」
戦後「鎌倉仏教=宗教改革」論を復活した三人の旗手
「宗教改革」の対極に位置する先祖崇拝
「先祖崇拝」とは何か
遺骨に霊魂が宿るという信仰
天皇制も支えた「霊の威力」
「鎌倉仏教=宗教改革」論の否定、顕密体制論〔ほか〕

著者等紹介

山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年生まれ。宗教学者。東北大学文学部印度哲学科卒業。同大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授を経て、同センター所長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三上 直樹

3
鎌倉仏教の歴史的意義について知るために手にしましたが、鎌倉新仏教が先祖信仰に呑みこまれて葬式仏教になった流れ、本当の宗教改革は織田信長が行ったという見方、そして無宗教な戦後日本と象徴天皇との関係など、縦横無尽な論が並ぶ刺激あふれる内容。そこには英霊や大震災の鎮魂というテーマもあり、これからも読み返すことになる一冊です。2015/08/09

さくら

0
みなさんも書いている通り、タイトルから想像できる内容とは少し違います。ほとんどが中世日本に宗教改革はあったのか?に費やされ、今後の展望のような考察はほとんどありません。2014/07/12

石ころ

0
タイトル変えた方がよくないかな、これ。メインは中世日本に宗教改革があったかということと、先人たちの研究結果の再検討と紹介。なんか浅い。2013/10/08

ささたかやま

0
独自研究の感想文。エッセーなのかな。2013/05/22

飯田良智

0
ちょっと期待していたのとは違ってました。鎌倉新仏教の見方、学説についての勉強にはなるかな、ってかんじ。一般むけではないでしょう。2012/04/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4320919
  • ご注意事項