角川選書<br> 子規の宇宙

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角川選書
子規の宇宙

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034778
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0395

内容説明

わずか35年の生涯で、近代俳句の礎を築き上げた正岡子規の魅力あふれる「人と作品」を読み解き、写生を超越した表現法「即時」について平明に解説。目前に迫る死にどう対したか。「食」を通して切実なる生への思いを表現し続けた子規の俳句を見つめ直し、没後100年が経過した今だからこそみえはじめる「人間・正岡子規」の世界を、俳人・長谷川櫂が描き出す。正岡子規句集と略年譜も収録。

目次

序章 子規がいた―若き読者のために
第1章 子規という奇跡(子規という奇跡;ベースボールの歌;口述が生んだ文体 ほか)
第2章 二十一世紀の子規(拙の文学;即事ということ―子規の俳句;二十一世紀の子規―俳句革新とは何か)
第3章 子規の食卓(鮓;柿;蕪 ほか)

著者等紹介

長谷川櫂[ハセガワカイ]
1954年、熊本県生まれ。俳句結社「古志」主宰、朝日俳壇選者、季語と歳時記の会代表。東京大学法学部卒業、読売新聞記者を経て俳句に専念。句集『虚空』(読売文学賞)、『俳句の宇宙』(サントリー学芸賞)などの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

v&b

1
熱いが堅苦しくはなく、いい本じゃないかと思う2017/05/14

tocco

0
正岡子規という人物は最近で言えば司馬遼太郎の「坂の上の雲」で子規の人となりを見ることが出来た。写生を通して俳句や短歌を自分の死をある意味皮肉にしても執筆する彼の姿に感動した。俳人としての本を読んだことがなく、現代歌人の目を通した子規という人物や俳句に触れてみたかった。そんな一冊です。2016/01/20

bookmari55

0
著者も俳人。若い読者のためにとの序章が、子規の専門家が書いたものとは違い、子規をよく知らない人でも興味持たせる内容になっている。まとめ方が面白くて、「子規の食卓」と称し第3章が面白かった。「柿」「つくし」といった食べ物にまつわる子規の句やエピソードが面白かった。あんなに病臥に伏せていた子規だけどものすごいいろんなもの食べたというエピソードと重なった。2020/04/12

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