内容説明
うつ病、統合失調症、発達障害―。人はなぜ「心の病」に陥るのか。その原因や症状にはどのような違いがあり、医療現場の最前線ではどんな治療が行われているのだろうか?回復可能な病までを「障害」と呼ぶ弊害、投薬治療に対する根拠のない批判、名前ばかりが一人歩きする「心のケア」など、多くの誤解がつきまとうさまざまな精神疾患を、豊富な症例とともに臨床医学の見地から解説。精神医学の基礎を分かりやすく学ぶ。
目次
第1章 精神医学と精神症状
第2章 精神疾患の分類
第3章 精神科における診断基準
第4章 精神医学の歴史
第5章 統合失調症
第6章 躁うつ病とうつ病
第7章 発達障害
第8章 精神疾患と犯罪
第9章 精神科とクスリ
第10章 精神科と医療費