角川選書<br> 万葉集―隠された歴史のメッセージ

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角川選書
万葉集―隠された歴史のメッセージ

  • 小川 靖彦【著】
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  • 角川学芸出版(2010/07発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047034709
  • NDC分類 911.12
  • Cコード C0392

内容説明

現代の私たちにも深い感動を与えてやまない『万葉集』は何のために編集されたのか、どのような姿の“書物”であったのか。「かな」発明以前に、漢字を用いて“やまと歌”を書くための技術をどのように開発し、それが“やまと歌”にどのような広がりを与えたのか。万葉歌人の歌の魅力を堪能しながら『万葉集』の全体を通覧する。平安時代から鎌倉時代に作られた書の名手による『万葉集』の古写本の美しさについても伝える一冊。

目次

第1章 『万葉集』という「書物」―「やまと歌」による“歴史”の創造(「書物」としての『万葉集』;皇統の“始祖”―一番歌・雄略御製;満ち足りた実りの国―二番歌・舒明御製 ほか)
第2章 万葉歌人たちの詩の技法(額田王の“媚態(コケットリー)”
柿本人麻呂の想像力
山上憶良の悟り得ぬ心 ほか)
第3章 漢字に託す心―漢字で書かれた「やまと歌」(巻一の書記法―記憶に支えられた大胆な表記;『万葉集』の“文字法”;漢字から「かな」へ)
第4章 万葉集古写本の世界

著者等紹介

小川靖彦[オガワヤスヒコ]
1961年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。専攻は日本上代文学(万葉集および万葉学史)、書物学(主に中国文化圏の巻子本)。国文学研究資料館、和光大学、日本女子大学を経て、青山学院大学教授。『萬葉学史の研究』(おうふう)で上代文学会賞、全国大学国語国文学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちめ

5
単なる作品の解説だけではなく、万葉集の成立史、書法、万葉仮名、解釈史など万葉集全体に関する優れた入門書となっている。特に面白かったのは正訓字と万葉仮名を組み合わせた文字法が当時の人にとっては案外読みやすい記述方法だったという指摘。現在の音訓混在の記述方法と似ているというもの。万葉集が詠まれ編集された時代の息づかいが感じられる。☆☆☆☆★2019/10/02

はちめ

4
再再読。万葉集読解の千年におよぶ積み重ねについて書かれたもの。万葉集の作品自体についてのアプローチも大切だが、時にはその解釈の歴史について知ることも作品理解においてとても役立つと思う。☆☆☆☆☆2022/07/30

マウンテンゴリラ

3
万葉集といえば、日本の古代文化を伝える重要な歌集として、日本史や古文の授業で習ったこと以上にほぼ何も知らなかったというのが、正直なところであった。本書を読んで今まで知らなかった事実や日本人に対する理解がより進んだかというと、自信をもって公にできるほどのものが何かつかめたというわけではないが、歴史と共に日本人の心が凝縮された書物であるという点にその貴重さの一端を見たという気がした。歴史、特に政治的な事柄に関しては、史書を読んで直接理解するということは我々一般人には困難で、→(2)2019/06/19

MrO

1
あらためて、当たり前だと思っていたことが、当たり前ではないことに気づかされる。一つ一つの当たり前のように読んでいる、万葉集というテキスト、訓読にこれだけの歴史があったことに驚く。2014/07/22

はちめ

1
作品の解説より万葉集という作品集の成立と伝承の過程に注目した入門書。万葉集への興味が広がります。2014/06/29

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