• ポイントキャンペーン

角川選書
海の古代史―東アジア地中海考

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047033368
  • NDC分類 220
  • Cコード C0321

内容説明

日本海、渤海、黄海、東シナ海、南シナ海の海域を東アジア地中海と規定し、現在もこの海域をめぐる地域に受け継がれる共通の文化が、3世紀から7世紀に形成されていったことを歴史学、考古学、民俗学、地理学などの多面的角度から学際的に検証。東アジア地中海古代文化圏の成立過程を解明するとともに、その基層を探る。

目次

第1章 航海と船
第2章 海への祈り
第3章 海人の習俗としてのイレズミ
第4章 貝への憧憬
第5章 玉の道
第6章 海を渡った音色―琴をめぐって
第7章 鉄と交易
第8章 東アジア地中海文明―墓制からの視点

著者等紹介

千田稔[センダミノル]
1942(昭和17)年、奈良県に生まれる。京都大学大学院文学研究地理学専攻修了。歴史地理学専攻。国際日本文化研究センター教授。文学博士。『古代日本の歴史地理学的研究』(岩波書店)などの歴史地理学の一連の業績で第七回(平成6年)浜田青陵賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

3
古代の東アジアを、中国とか日本のような国別では無く、東アジア地中海(オホーツク海から南シナ海までを一体の地中海と見做す)文化圏として、イレズミ、貝の装飾品、玉、鉄、葬送儀礼などのキーワードで考察する。こうしてみると、縄文時代も弥生時代も、ちゃんと大陸や半島の状況と連動しながら動いているのがわかる。この頃は今とは異なる地域概念を以って人々が暮らしていたのだろう。只、いかんせん状況証拠ばかりなので、「ではないか」とか「だろう」というオチになってしまうのが隔靴掻痒。倭国における海人の存在を、もっと知りたくなった2013/03/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/760579
  • ご注意事項