内容説明
芭蕉と蕪村の俳諧には、興味深い対照が多く見られる。この対照は時代や個性、自然を見つめる眼力などの相違からくるが、蕪村がたえず芭蕉を目標としていたことによりさらに引き立つのである。本書は芭蕉を見据える蕪村の眼をとおして芭蕉文学の高い達成を明かし、豊富な例句を配して二人の俳諧の特徴と本質を考察する。
目次
芭蕉と蕪村―雅俗をめぐって
芭蕉の「やがて」
「やがて」「しばし」「しばらく」など
蕉蕪少々
蕪村の出発―蕉風がよみがえるとき
蕪村の「我」
かな書きの詩人
芭蕉と蕪村の俳諧には、興味深い対照が多く見られる。この対照は時代や個性、自然を見つめる眼力などの相違からくるが、蕪村がたえず芭蕉を目標としていたことによりさらに引き立つのである。本書は芭蕉を見据える蕪村の眼をとおして芭蕉文学の高い達成を明かし、豊富な例句を配して二人の俳諧の特徴と本質を考察する。
芭蕉と蕪村―雅俗をめぐって
芭蕉の「やがて」
「やがて」「しばし」「しばらく」など
蕉蕪少々
蕪村の出発―蕉風がよみがえるとき
蕪村の「我」
かな書きの詩人
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