内容説明
本来自然界の一員である人間は、いかに生きてきたか、また現在どのような地点に到達しているのか。これらの問題に「食」という基本的営みを通してとりくみ、文明の未来まで考察する食生態学を体系づけた、世評高い名エッセイ。
目次
おふくろの味はなぜ恋しいか
嫁と姑とはなぜうまくいかないか
男女のちがいと好き嫌い
嫌われる食物と偏食
飽きと大飯食いと肥満化
ゲテモノ食い
なぜ1日に3食摂るか
夏バテとスタミナ食と涼しい食事
海と山での食べかた
長寿食は存在するか
アジアの歴史と香辛料・自然物の食べ方
日本人の栄養所要量
原始から文明への味覚
過去から未来へ〔ほか〕