恋うたの現在

恋うたの現在

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046516817
  • NDC分類 911.167
  • Cコード C0095

内容説明

人が人を思うという簡潔にして永遠の美しさがここにある。歌人100人の恋うたの世界。大正2年から昭和50年生まれの歌人まで、「恋」はどのように詠まれたか。そこには社会の、そして男女関係の変化があり、「恋」の真実の姿をみせてくれる。心にしみるアンソロジー。

目次

1 恋―その愛憐と陶酔(近藤芳美;加藤克己 ほか)
2 女うた―「われ」の表出(尾崎左永子;中野照子 ほか)
3 恋―やさしく、切なく、大胆に(岡井隆;高嶋健一 ほか)
4 恋―個と孤を越えるものを求めて(成瀬有;福島泰樹 ほか)
5 醒めた世代の恋(阿木津英;山田富士郎 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

46
#馬場あき子 #短歌 恋しきもの遠くにおきて來たりけりともしびは春の川面にうつる #地下に灯る日 #佐伯裕子 かなかなやわれを残りの時間ごと欲しいと言いける声のさびしさ #あしたまた #解説歌 色紙書と本の写真で著者の距離半歩近くで味わってみる2016/06/15

とよぽん

22
大正2年生まれの近藤芳美から昭和50年生まれの永田紅まで、百人、一首ずつ「恋」の歌を5部構成で紹介している。見開き2ページで一人。直筆の色紙、歌集の写真、歌人自身の解説もあり、なかなか面白かった。琴線に触れる歌がたくさんあった。あとがきに馬場あき子さんの、「まだまだ人間は信頼できるというよろこび」に共感。国語の教科書にも出ている栗木京子さんの歌に、意外な舞台裏? を見た。2019/04/21

nonたん

17
なんとなく面白かった。以上。2014/05/20

てくてく

3
近藤芳美から永田紅まで、それぞれに「恋うた」を自選してそれを色紙にするとともに解説もしてもらっているという贅沢な一冊。恋歌の認識や、自分自身で歌の解説をすることへの態度の違いなどがあきらかであり、アンソロジーとして楽しめた。また、色紙の字が達筆からそうではないものまであって、自分自身の歌の中の恋歌や字についても省みさせるものがあった。栗木京子氏の有名な観覧車の歌の解説には意外性があった。2018/01/28

カミヤイン

0
出たばっかりの頃に読んだよりも、面白く読めた。2011/07/14

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