内容説明
自分たちの生存を肯定する言葉と、貧乏でも豊かに生きるための具体的な生存のノウハウを生みだし続けるプレカリアート運動―。その多様な「文化生産」の現場に迫る。
目次
反撃を開始する!―「文化」としてのプレカリアート運動
九〇年代「だめ連」に学ぶ―「『こころ』の問題についての二、三の事柄」
日韓メディアアクティビスト連帯とG8洞爺湖サミットへの対抗運動から生まれたもの―映画監督・土屋豊氏に聞く
韓国「考試院」放火事件と「麻生邸見学ツアー」と秋葉原事件―長らく知られなかった派遣の実態
サウンドデモという文化運動―反戦と抵抗の祭“フェスタ”、路上の「原石」
年越し派遣村、可視化された日本の「貧困」―「優しくない」国の中で声をあげる
格差社会が生む「文化の貧困」―若者たちの中の新自由主義
奪われた「場」を奪還せよ!―偏見と疎外に抗し、自由と生存を擁護する
政治と芸術と「貧乏ゆすり」―日本学術振興会特別研究員・五野井郁夫さんに聞く
〇九年、怒涛のメーデー週間!!―日韓連帯&全国インディーズメーデー&「自由と生存のメーデー09六〇億のプレカリアート」〔ほか〕
著者等紹介
雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年、北海道生まれ。00年『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。06年より、職も生活も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。反貧困ネットワーク副代表、フリーター全般労働組合組合員、『週刊金曜日』編集委員、厚生労働省ナショナルミニマム研究会委員。著書に『生きさせろ!―難民化する若者たち』(太田出版・07年度日本ジャーナリスト会議賞受賞)など、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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