芭蕉道への旅

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784046214225
  • NDC分類 911.32
  • Cコード C0095

内容説明

「おくのほそ道」は芭蕉が心血をそそぎ、推敲に推敲を重ねた文学的達成とされている。おもえば芭蕉は終着駅のない途上の旅人であった。むすびの地は新たな旅立ちの地でもあった。―四季に分けて芭蕉の足跡を辿った作家・森村誠一。その道を“国民俳道”と位置づけ、芭蕉道という概念を創出した。現代の旅人が集い、芭蕉とその門人たちの俳句が読み継がれ、また新たなる一句が生まれていく道。その躍動と感動を一冊に篭めた、まったく新しい「おくのほそ道」水先案内。

目次

特別企画 森村誠一&おくのほそ道再生委員会提唱「おくのほそ道」名蕉地一〇〇選―現代俳人一〇〇句競詠
一挙書き下ろし(「おくのほそ道」全文現代語訳(森村誠一)
一句(角川春樹))
研究(芭蕉の係累を探る(田中善信)
敦賀への道(金森敦子))
エッセイ(松尾芭蕉について(車谷長吉)
芭蕉の登山(高橋政光)
芭蕉(バナナ)ノート(浅井愼平)
松島の芭蕉(中西進)
芭蕉のイメージを変えた田中優子と嵐山光三郎(佐高信))
特別対談 旅とクオリア―パラレルワールド―もうひとつの「おくのほそ道」(黛まどか・茂木健一郎)
読者企画 みんなの写真俳句優秀作品発表(選考委員=板見浩史・大高翔・中谷吉隆・坊城俊樹・森村誠一)

著者等紹介

森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。69年、『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞。『腐蝕の構造』(日本推理作家協会賞)他、企業の不条理や人事の軋轢等で呻吟するサラリーマンの生態を鋭くえぐり推理小説として構成、多くの読者を魅了し、さらに時代小説にも作風を広げている。04年第7回日本ミステリー文学大賞受賞。05年『森村誠一の写真俳句のすすめ』により、写真俳句ブームを巻き起こした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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