出版社内容情報
「近くて遠い国」といわれて久しい韓国・朝鮮だが、これまでに多くの人々により等身大の交流がもたれてきた。各界の10人にその交流を通じて紡ぎ出された韓国、朝鮮そして日本への熱い想いを語ってもらった。
内容説明
姜尚中が民族を越えた多様な「共生」のあり方を探る。
目次
1 「愛国心」の本質を考える(筑紫哲也さん)
2 俺は、生きることに退屈しない(雅‐miyavi‐さん)
3 怨讐を抱きしめて、次に進みたい(澤地久枝さん)
4 韓国の道具、美、そして人々(浜美枝さん)
5 私小説の世界を超えて撮った家族のドキュメンタリー(梁英姫さん)
6 在日文学が広く読まれるためには言葉の力が必要だ(リービ英雄さん)
7 オリジン(出自)探しに意味はあるのか?(磯崎新さん)
8 人を殺す戦争より人を生かす農業の方がずっと尊い(中井信介さん)
9 父が英霊にならなかったからこそ僕らがいる(井筒和幸さん)
10 韓国にとりつかれて、見た、触れた、伝えた人々の情(黒田福美さん)
著者等紹介
姜尚中[カンサンジュン]
1950年、熊本生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。旧西ドイツ・エアランゲン大学留学後、明治学院大学講師、国際基督教大学准教授を経て、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授。専門は政治学・政治思想史。2008年に開学する大阪を拠点とした中高一貫のコリア系インターナショナルスクール「コリア国際学園」(KIS)理事長に就任予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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