内容説明
角川版旧全集を全面改訂、30年ぶりの本格的・新編「定本」全集!詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』歌集『末黒野』新分類「生前発表詩篇」の代表作を収録。「本文篇」「解題篇」2分冊構成。新発見詩篇2、作品の成立・推敲過程を詳述。
目次
山羊の歌
在りし日の歌
末黒野
生前発表詩篇
初期短歌
詩篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴミ
1
「在りし日の歌」は淡々とした日々を写実的で独特な文体で綴った短編詩。読み終わった時、凄く懐かしい映画を観た様な感覚でした。中原中也って本当に刹那的な人生を抉るかのように表現できる才能に長けていたと思う。2012/03/18
なか
0
未だに中也はよく分からない。もともと詩を味わえる感性が足りんのだと思ってるのだけれど、中也好きは多く見かける気がして良さが解らないのが勿体ないといつも思う…。年齢も上がり経験値も増え、そろそろ大丈夫かな? と挑戦したけどダメなのでまた今度。なんていうか、美しいものと、それだけじゃない部分の成分と配分がどうなっているのかが主観で把握できず(主観で読みたいので評論はまだ読んでない)…宮沢賢治はその点、真に解る事はないだろう事は解るので、そういうのでもいいんだけど…うつくしく整えられた粗暴というか…うーむ。2017/03/18