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内容説明
暗殺者として育成されたツヴァイこと吾妻玲二。共に暗殺者として育てられたアインとともに、過去を捨て海を渡り、安住の地を求め日本にたどりついた。すべてはそこで終わったかのように見えた。そう、あの女ドライがあらわれるまでは…。二丁拳銃を自由に操り、躊躇なく人を殺すドライ。そして執拗に追ってくる組織の手。愛憎うごめくこの街で、獣は再び銃をとる!オリジナルエピソードを加えたバイオレンスロマン、待望の続編。
著者等紹介
虚淵玄[ウロブチゲン]
1972年東京生まれ。有限会社ニトロプラスに所属する企画・脚本担当者。18禁PCソフト『Phantom of Inferno』『吸血殲鬼ヴェドゴニア』『鬼哭街』を製作
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
17
みんないいキャラばっかりでよかった。あと拳銃の描写もよく描かれていた。2011/03/31
ロック
5
全てを奪わて何者にもなれなかった主人公、玲二達の最後の戦いが始まる最終巻。最後だけあってアインとドライのバトル、全ての元凶であるサイスと新しい部隊との戦いはとても読み応えがありました。ただちょっと駆け足感があり、あの人どうなった?という部分もありましたが、読みたかった部分はほとんど詰め仕込まれていたので満足です。また終盤は少々オリジナル展開にもなっており、玲二よりキャルとエレンによる戦いが多かったです。気になる結末ですが、期待以上でした。2022/08/19
アサギモ
5
虚淵だから結末も虚淵だろなんて身構えてた分、意外にも涼やかに小説版は終幕しました。ちょっと意表を突かれた感はありましたね。でも原作の膨大であろうテキストからのリライト作業には敬服してしまう。そう考えて、誤字脱字はまぁ多少の瑕瑾としてスルーです!とりあえず原作やりたくなりますね。カットなしのエロとグロがどれほど盛り込まれてるのか。選択肢によるバッドエンドの虚淵節も気になる所。虚淵ノワールはやはり幸あれ不幸あれ、描写がえげつないからなぁ怖い怖い。無防備な心にサクリと突き刺さる虚淵テイストは中毒的です。2013/01/29
jojou
4
展開が速くすぐ読めるのに戦闘描写やキャラクターの心情はしっかり書いてあって読みごたえがある。爽快感のあるラストが印象的。2021/11/22
彼方
4
再読、2冊目で完結。色々愛憎ありましたがすっきりとした読後感の気持ちいいラスト。アニメ版も見ましたがやっぱりハッピーエンドのがいいですね…。エレンの内面描写が増えてたりキャルの過程が丁寧に描かれていたり、展開が早くページ数が短いのにほんと上手く纏められてるなぁと思います。しかしテキスト量的にカットされてるとわかる部分もあるのでじっくり原作のゲームもやってみたいところ。ここからファントムに出会えたのでありがたいノベライズ化でした。2015/04/13