内容説明
ハイデガー哲学の核心を「反哲学の哲学」として読み解き、哲学を日本人にも身近な学問に生まれ変わらせた哲学者、木田元。若き日の焦燥と絶望の中で出会った『存在と時間』に魅せられ、ハイデガーを読みたい一心で大学へ進学。以後50年にわたる哲学三昧の日々と、その研鑽の果実としての独創的ハイデガー読解の誕生まで、現代日本を代表する哲学者が自身の生と哲学を語る最終講義。補説、「『存在と時間』をめぐる思想史」を併録。
目次
最終講義 ハイデガーを読む―於・中央大学文学部(1999.1.23)(大学に入るまで;ドストエフスキーに魅入られて;ドストエフスキー論 ほか)
最終講演 哲学と文学 エルンスト・マッハをめぐって―於・中央大学人文科学研究所(1999.2.25)(マッハとフッサール;マッハとゲシュタルト理論;マッハとレーニン ほか)
最終講義・補説 『存在と時間』をめぐる思想史(『存在と時間』という本;『存在と時間』とその時代;『存在と時間』とナチズム)
著者等紹介
木田元[キダゲン]
1928年生まれ。海軍兵学校、山形県立農林専門学校を経て50年に東北大学文学部哲学科に入学。同学部卒業後、同大学大学院哲学科・特別研究生課程に進学。東北大学文学部助手を務めた後、中央大学文学部専任講師・助教授を経て、72年より同教授となる。99年に定年退職後、同大学名誉教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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