角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 蝶々はなぜ菜の葉に止まるのか

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角川文庫 角川ソフィア文庫
蝶々はなぜ菜の葉に止まるのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044052089
  • NDC分類 470.4
  • Cコード C0195

出版社内容情報

昔の日本人はいかに植物とともに生きてきたか?

なぜ桃太郎はミカンではなく桃から生まれたか。なぜ門松なのに竹を飾るのか――。日本人の暮らしや文化と、植物との意外で密接な繋がりを紹介。植物の優れた特性が身近なエピソードとともに楽しめる30篇。

内容説明

寿司屋で緑茶が出されるのはどうして?なぜ神社のご神木にはクスノキの大木が多いの?モンシロチョウが菜の花でなく、菜の葉に止まるわけは?身近な植物たちの意外な秘密や知られざる優れたパワーを大公開!厳しい生存競争の果てに身につけた、植物の華麗でしたたかな特性を明らかにしつつ、それをうまく利用してきた日本文化の豊かさを知る。美しい細密画満載で、植物と人間の素敵なドラマを紹介する生き物エッセイ。

目次

松はなぜめでたいか
門松というのに、なぜ竹を飾るのか
赤飯はどうして赤い?
春を先取る花の大作戦
童謡「ちょうちょう」の秘密
春の花は何色?
桃の節句に桃はない
桃太郎はどうして桃から生まれたのか
梅の天神さまの正体は?
今も昔もお花見気分〔ほか〕

著者等紹介

稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年、静岡県生まれ。岡山大学大学院農学研究科修了。農学博士。農林水産省を退職後、静岡県にUターン。農業研究に携わる傍ら、雑草や昆虫など身近な生き物に関するエッセイを多数執筆。現在、静岡県農林技術研究所上席研究員、静岡大学客員教授

三上修[ミカミオサム]
1954年、神奈川県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。主に、植物、動物、魚類、医学関係など自然科学系のイラストを得意とした。2012年1月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

118
日本の植物に関わる文化、言い伝え、歌など沢山。挿絵も細かく人気。蝶々が葉から葉に飛ぶのは産卵のため。魚類の鮫と哺乳類の鯱の形がよく似ているのは「収斂進化」などなど学術的、歴史的な知見もふんだん。参考文献もしっかりしている。雑草、野菜などの著書もある。挿絵:三上修。発見角川。2013/10/27

レアル

51
こちら植物に関してのメカニズムや豆知識的なものを紹介してくれている。本のタイトルの「蝶々はなぜ菜の葉に止まるのか」は畑をしているので何となくは知ってはいたけど、蝶々と菜の花との間柄までは考えたことなかったなぁ。いや~面白い。そんな植物のアレコレが書かれた本。植物って深いし凄い。2020/03/24

ayururito…

9
上司借用本、初作家さん。雑学たくさんであったが、途中から興味のある項目のみ拾い読み・・・(>_<) 植物の説明書を読んでいる感じが重たくなった。。。2015/07/16

もえたく

6
植物の雑学を楽しみながら学べるエッセイ。書名以外でも「門松というのに、なぜ竹を飾るのか」は徳川家康と武田信玄のエピソードまで紹介されていて、ただの植物雑学にとどまらない。著者の「身近な」植物シリーズ読みたくなりました。2014/02/07

chatnoir

4
実はハッケン君ストラップが欲しくて、読んでも良いかな~位の気分で、買った一冊。植物豆知識の一冊、かなり面白かったです。植物も、昆虫も、すごいです。ハッケン君ストラップ2013は、現在、人魚とサンバがダブりまくり。犬神家とケロロのが欲しいよう。2013/07/29

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