角川文庫<br> 腐敗連鎖〈上〉

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角川文庫
腐敗連鎖〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 523p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043943197
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

国際反戦デーのデモで騒然とする昭和47年の東京・銀座で、男たちは再会を果たす。早大生のタクとケン、家出してクラブで働くマサは、兵庫の山間の村で育った幼馴染みだった。3人は協力して学生起業を志すが、心が一つになれないわけがあった。やがて、カネと女に翻弄された彼らに破滅が訪れる…。オイルショック前夜、男たちはどこへ堕ちていくのか。「俺たちの出会いはいつも不幸になる」。著者渾身の経済大河小説、開幕。

著者等紹介

江上剛[エガミゴウ]
1954年、兵庫県生まれ。77年、早稲田大学政治経済学部卒業。第一勧業(現みずほ)銀行に入行し、2003年の退行まで、梅田支店を皮切りに、本部企画・人事関係部門を経て、高田馬場、築地各支店長を務めた。97年に発覚した第一勧銀の総会屋利益供与事件では、広報部次長として混乱収拾とコンプライアンス体制確立に尽力、映画化もされた高杉良の小説『呪縛金融腐蝕列島2』のモデルとなる。銀行在職中の2002年、『非情銀行』でデビュー、以後、金融界・ビジネス界を舞台にした小説を次々に発表、メディアへの出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tsuyoshi

65
大学紛争盛んな時代。丹波の片田舎から上京した早大生のタケとケン、家出してクラブで働くマサ。幼馴染みの3人が東京で再会。3人はクラブのオーナーからの資金提供があり、学習塾経営に乗り出すも上手くいかないばかりか、女や金の力に負け、破滅の道に進んでいく展開に。経済小説のようだが、ここからどこに向かっていくのか?下巻へ続きます。2018/03/23

myoko

7
経済小説だと思って読み始めたら、この本は何の本だ??と言う展開。おそらく1冊まるごと序章。幼なじみ3人が大学生になり東京で再会し展開される数々の事件、出会い、別れ。序章は終わりました。後半に期待。2012/03/06

shirou

2
不穏な結末を暗示させるようなプロローグで始まり、物語に引き込まれました。 しかし、この作品を経済小説として読むと、違和感のある展開デス。 自叙伝とも言えませんし・・・ 下巻に期待したいと思います。 後、読んだ人少な過ぎ(笑) 高杉良氏の『金融腐蝕列島』のモデルとは、知りませんでした。。2013/09/11

カープ好き

0
☆☆☆2015/10/04

あき

0
本の帯は経済小説の紹介っぽかったのに、まだ、そんな展開になりません。 大学紛争の頃の空気が少し解った気がします。タクとケンが青臭い。2015/02/05

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