内容説明
メールで人脈を広げられ、ブログで世界に情報発信でき、論文や企画書で人生も変えられる。文章力は現代人に必須なのだ!「下手な文章を大量に、しかもじっくり読み、たくさん添削指導した」のにかけては日本一という小論文の神様が、20年かけて培った“飛躍的に文章が上達するちょっとしたワザ”を徹底的に伝授。著者による実際の添削例や、練習問題も収録。「文章術の集大成」と著者が語る話題の書、待望の文庫化。
目次
第1章 文章を書くのはテクニックである
第2章 人とちがった文章が面白い
第3章 文章の型を利用する
第4章 書き出しで読み手を引きつける
第5章 リアリティを作りだす
第6章 描写したり、形容したりする楽しさ
第7章 リズムのいい文体、メリハリのある文体
第8章 ドラマを真似して盛り上げる
第9章 主題に絞り込む
第10章 推敲する
著者等紹介
樋口裕一[ヒグチユウイチ]
1951年大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程修了。多摩大学教授。作文・小論文の通信添削講座「白藍塾」塾長。アフリカ、フランス文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
91
文章の書き方という、学んでいそうで、学んでいない技術。文章を書く際の表現の仕方を系統立てて懇切丁寧に説明されている(練習問題付き)。一読するだけで、文章表現のスキルがワンランク上がった気がする。そして、他の読者さんもレビューにも書かれているが(ここ大事)、"読むスキルも確実に数段レベルアップ"すると思う。作家が読者に伝えたり、楽しませるために駆使している技法が見えてくる。もちろん仕事にも活かせる。 ワンランク上の読み書きがしたい方にはうってつけの本ではなかろうか。2023/04/09
風鈴
3
大学入試以来に樋口さんの著書を読んだ。自分の文章のクセで治したいと思うところが、結構な数あるので、なんとかしたい…。だが、やはり書き続けないと上達しないんだね…2018/11/25
ブライアンズアワー
0
文章の書き方をわかりやすーく記してあります。この本は書き方の本であると同時に読み方の本であると思います。 この本を読んでから、読書をすればより面白くなること間違いなし。2016/11/25
カムナビ
0
昔から作文は大の苦手で、今も苦手です。強制的に文章を書くルール、つまり「読んだ本と観た映画の感想を書く」というルールを自分に課して、こうして恥をさらしてFBへ投稿しています。 この本では文章を書くテクニックが説明されています。文章をうまく書ける人にとっては、改めて知っても特段何も感じないのかもしれませんが、自分にとっては目からウロコでした。特にリアリティを出すこと、動きを出すこと、リズムをつけること、この辺は「うわ、ほんまや」とすごく腑に落ちました。司馬遼太郎の文章で血が沸き立つように感じるのはこういう2015/02/13
nakitsu
0
エッセイを書くのには参考になるかもしれないけど・・。個人的にはこの本を読んでよけいに文章を書くハードルが上がりました。この本に対する感想・レビューの少なさももしかしたら同じように感じた人の多さを物語っているのかもしれない。2013/01/05