角川文庫<br> 国家と神とマルクス―「自由主義的保守主義者」かく語りき

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角川文庫
国家と神とマルクス―「自由主義的保守主義者」かく語りき

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043914012
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

出版社内容情報

大宅ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞受賞作家の知の源泉がここに!
知の巨人・佐藤優氏が日本国家、キリスト教、マルクス主義を考え行動するための支柱とする「多元主義と寛容の精神」とは何かを明らかにする。

内容説明

「絶対的なものはある。ただし、それは複数ある」自ら“自由主義的保守主義者”を標榜し、いまや左右両翼の活字メディアで最も活躍する著者。深淵な思考の果てに見出したその「多元性と寛容の精神」を支柱に、国家から宗教、歴史まで、内在する論理を真摯に追究してゆく。著者の強靱な「知の源泉」に触れ、私たち読者が現代社会への強烈な覚醒を促される1冊。

目次

1 それでも私は戦う
2 国家の意思とは何か
3 私は何を読んできたか
4 日本の歴史を取り戻せ
5 国家という名の妖怪
6 絶対的なるもの―あるいは長いあとがき

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・起訴休職外務事務官。同志社大学大学院神学研究科修了。86年外務省入省。在モスクワ日本国大使館等を経て、本省国際情報局分析第一課勤務。主任分析官としてロシア外交の最前線で活躍。2002年逮捕、起訴。現在上告中。05年『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で毎日出版文化賞特別賞、06年『自壊する帝国』で新潮ドキュメント賞、07年大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

67
再読。特にV章は自分的にホントに今一つだったのか?を検証。結果、今一つどころか、最も興味深い項に変更。本書のタイトルのとおり、「国家」「神」「マルクス」の順で著者の考えが述べられています(このあたりは学者らしいです)。特に潮匠人氏の九条改正なしによる防衛力増強案には呻りました。近いうちに本書を再々読する予定なので、また新しい発見が本書から得られるのを楽しみにしています。2016/06/18

ehirano1

56
I,II章は「反省」や「獄中記」とかなり被っているように思います。III,IV章は歴史に関する考察に呻りました。V章は今一つでした。本書を通して感じたことは著者の作品をよりよく理解するにはマルクスを読み込まないといけないのではないかと思いました。また、著者が紹介して下さる本には多々助けられており、ブックナビゲーターとしても著者を尊敬しています。今回は”日米開戦の真実”を読んでみたくなりました。2016/06/09

金吾

22
佐藤さんの本は語り口がいいため読みやすいですが、この本においても著者の考えの背景がわかりやすく書いています。メインではないですが大川周明の考えを紹介され著書を読んでみようと思いました。2021/07/29

gonta19

10
2008/11/24 メトロ書店御影クラッセ店にて購入2011/4/18〜4/24久々の佐藤氏の本。こういうベビーな思想本は大学生の頃に結構読んだが、最近は全く読めていなかった。特に第五章の白井氏との対談は、佐藤氏のバックボーンを知ることが出来て興味深い。我が国もこういうユニークな人材を国策捜査のために失ってしまったのはもったいない。私自身は理系であるが、たまにこういう本を読んで視野を拡げないといかんなあ。2011/04/24

しびぞう

7
濃い。濃すぎる。そして雑多。これが500円ちょっとで買えるなんて大当たりの福袋とでもいったところだろうか。本を読んだだけだというのに、山の頂上に登ってものすごく疲れているはずなのにもう次に登る山を考えてしまうような気持ちだ。「絶対的なものはある、ただし、それは複数ある」という文言は座右の銘にしたい。2017/03/17

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