角川文庫<br> 国家と人生―寛容と多元主義が世界を変える

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角川文庫
国家と人生―寛容と多元主義が世界を変える

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043911011
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

内容説明

「知の巨人」佐藤氏と「メディア界の長老」竹村氏による知的興奮に満ちた白熱のインテリジェンス対談書。沖縄、ロシア、憲法、官僚、宗教、読書法…多角的論点から整理された、佐藤氏による対象への圧倒的な洞察と分析を、膨大な情報と経験に根ざした竹村氏の問いが見事に導き出してゆく。読む者の知的構築力を鍛え、日本と世界の実相を理解し、未来を考えるための1冊。

目次

第1章 沖縄から日本が見えてくる
第2章 遠い日のルーツをたどる
第3章 知識と情報の蓄積が知恵になる
第4章 知力を高める読書術、記憶術
第5章 脱共産主義ロシアとのつき合い方
第6章 官僚の真実と国家の行方
第7章 日本の歴史と伝統を守る

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・起訴休職外務事務官。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。外務省きっての情報分析官といわれる。2002年逮捕、起訴。現在上告中。05年『国家の罠外務省のラスプーチンと呼ばれて』で毎日出版文化賞特別賞、06年『自壊する帝国』で新潮ドキュメント賞、07年大宅壮一ノンフィクション賞受賞。著書多数

竹村健一[タケムラケンイチ]
1930年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。第1回フルブライト留学生としてエール大学、シラキュース大学で学ぶ。その後英文毎日新聞記者、山陽特殊製鋼調査部長を務める。記者時代からテレビ・ラジオ出演、執筆・講演を通じて幅広く活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

95
「国家と神とマルクス」に引き続き本書も知的好奇心が満たされました。再読必須です。また、本書は竹村健一氏との対談で、佐藤氏も竹村氏から「だいたいやねぇ・・・」と遂に論破されるのかと思っておりましたが竹村氏は聞き役に徹し、佐藤氏の考えを良く引き出しています。お二人の成り染(本書参照)も影響しているとは思うのですが、よく考えれば一流対一流ですからそうなりますね。2016/12/11

11
佐藤優さんと竹村健一さんの対談集。竹村さんについては、保守系マスコミ人としてかなり有名な方だそうだが、失礼ながら知らなかった。佐藤さんの母親と同年齢で保守系で通すことは、相当な力がないと不可能だったろう。ふたりとも、本当に資料を参照せずにこれだけの情報を駆使した対談ができたんだろうか。普通「いや、アメリカの、何だったっけ、あれですよ」っていう会話になると思うのだが、互いが正確にあらゆる記憶を持っているからこその会話の応酬になっている。すごい人達だ。佐藤さんの護憲の考え方には、目を開かされた。2017/03/19

gonta19

8
2008/11/24 メトロ書店御影クラッセ店にて購入2011/9/16〜10/1佐藤優氏と竹村健一氏の対談集。私も昔、竹村氏のラジオを良く聴いていたので、懐かしかった。佐藤氏や竹村氏が、小渕さん、森さんを高く評価しているのは意外であった。マスコミが報道しないので誤解されていたのか。また、佐藤氏の憲法解釈も興味深い。しかし、後書きで竹村氏、解説で中瀬氏も述べているように、佐藤氏を評するのに「知の巨人」という言葉はとてもしっくりくる。2011/10/01

スプリント

6
やや相手のことを誉めすぎなところはありますが 双方、相手を尊重しながら信条を説く柔軟な思考が読み取れて面白い内容でした。2020/04/20

さきん

6
不思議に思ったのが、神道的価値観が良いという佐藤氏。佐藤氏はキリスト教徒で、ほかの神は認めぬということだと思うが、神道における神々を魂とかんがえているのだろうか?2015/07/10

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