角川ホラー文庫<br> 雷の季節の終わりに

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角川ホラー文庫
雷の季節の終わりに

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043892020
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



恒川 光太郎[ツネカワ コウタロウ]
著・文・その他

内容説明

雷の季節に起こることは、誰にもわかりはしない―。地図にも載っていない隠れ里「穏」で暮らす少年・賢也には、ある秘密があった―。異界の渡り鳥、外界との境界を守る闇番、不死身の怪物・トバムネキなどが跋扈する壮大で叙情的な世界観と、静謐で透明感のある筆致で、読者を“ここではないどこか”へ連れ去る鬼才・恒川光太郎、入魂の長編ホラーファンタジー。文庫化にあたり新たに1章を加筆した完全版。

著者等紹介

恒川光太郎[ツネカワコウタロウ]
1973年東京生まれ。大学卒業後、様々な職業を経て、現在沖縄県在住。2005年、「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞。初の作品集『夜市』は、デビュー作にして第134回直木賞の候補作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

254
幻想小説の作家さんとして、恒川光太郎さんは現在の屈指の存在だと思う。恒川光太郎さんの織り成す唯一無二の世界観。本作では「穏」という世界と、「雷季」に起こる様々な習わしが興味深い。そして伏線の回収が実に見事である。「穏」で生きる主人公の姉との別離、そして濡れ衣から「穏」から脱出する主人公と現代とのリンク。実に素晴らしい発想力と構想力だと思う。ホラーの括りにとらわれない素晴らしい作品。個人的に時間がなく一気読み出来なかった事が残念だった。再読すれば新たな発見がある筈だし、それだけの価値のある作品だと思うのだ。2018/06/07

しんたろー

223
恒川さん「経験」2作目。デビュー2作目の初長編らしいが、独特の世界観は早くも確立されたように感じた…正に 恒川ワールドを経験した感。少年・賢也と少女・茜が、視点を変え、時空を交差しつつ、世俗から隔離された村「穏」と現代日本を行き来する物語…あらすじを上手く書けない程、オリジナリティ豊かなのダークファンタジー。単なる絵空事ではなくて、四季の移ろいや何処かでありそうな風習を織り込んでいるので、日本人にシックリくる文章なのが魅力。闇の権化・トバが恐ろしく描かれ、生と死の意味を問いかけてくる。余韻の残る佳作!2017/09/11

おしゃべりメガネ

210
帯にもあったとおり、まさしく素晴らしい「ホラー・ファンタジー」でした。でも、悪い意味ではなく、‘ホラー’の要素はあまりいい意味であまり感じることができませんでした。というのも、あまりにも文章がキレイで流れがよく、章ごとに短めに区切られており、どんどん読み進めてしまいますから、ホラーというジャンルを忘れてしまうのです。オープニングから中盤までは怒涛の勢いでいくのですが、後半にさしかかるあたりから、少し流れがペースダウンしたような気がしました。欲を言えば物語そのもの自体を、もう少し楽しませてほしかったかなと。2013/09/17

takaC

185
この世界観結構好きです。2015/12/06

kariya

177
地図になくただ人には辿り着けない里「隠」(おん)では、来る日も雷の降る雷季には変事が起こる。この不思議な里で育った少年が、自らの秘密と謎と共にある事件に巻き込まれ、生死を賭けた冒険に至る。並行して語られる現実の街での怪異と物語の果てを追う内に、この”どこにもない場所”は、この世の”どこかにある場所”のように思えてくる。自分の住む街のどこかにも、トバムネキの裔や見えない風の鳥を胸に住まわせる人々が、そっと隠れ住んでいるのかも。そんなふうに心が自由に空を羽ばたく。風わいわいのように。2010/02/27

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