角川文庫<br> 貧困と愛国 (増補版)

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角川文庫
貧困と愛国 (増補版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 201p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043775101
  • NDC分類 304
  • Cコード C0136

内容説明

トヨタ自動車が生み出した「カンバン方式」こそが「派遣切り」の本質だった。リーマン・ショック以後、人を部品として扱う派遣切りは常態化し、格差社会の広がりはとどまるところを知らない。この国にいま何が起きているのか。急増する若年層ホームレスの不満はどこへ向かうのか。非正規雇用・失業者=プレカリアートの立場から発言を続ける雨宮処凛が、佐高信とともに警鐘を鳴らす。新たな語り下ろしを加えて待望の文庫化。

目次

語り下ろし 追い詰められる若者たち―深刻化する現実
第1章 廃墟に閉じこめられたフリーター
第2章 学校は戦場だった
第3章 「生きさせろ!」という生存運動
第4章 サラリーマン社会のなかでの闘い
第5章 生存のための共同性
第6章 右翼と左翼を超えて
第7章 フリーター国際主義

著者等紹介

佐高信[サタカマコト]
1945年山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、高校教師、経済誌編集長等を経て、現在、評論家として活躍中。歯に衣着せぬ鋭い評論には定評がある。「憲法行脚の会」呼びかけ人の一人。「週刊金曜日」発行人・編集委員

雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年北海道生まれ。作家。右翼活動を経て、現在はプレカリアート(「不安定な労働者階級」を意味する造語。非正規雇用者や失業者)の生存闘争を主要テーマに、新自由主義がもたらした「生きづらさ」の正体を見据え続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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