内容説明
「私にとってアンタの存在はいったいなんなの?」萌さん、それってどういう意味?藤原萌実―現役女子大生にして、公認会計士。その傍若無人な性格にはいつも振り回されるものの、能力、知識、容姿と三拍子そろった優秀な会計士だ。これまで彼女が監査先で出会う奇妙な事件を、僕、柿本一麻も一緒に解決してきたのだが、今回はどうやらそうでもないらしい…超実用的ミステリ、いよいよ最終巻!柿本の恋の行方は。
著者等紹介
山田真哉[ヤマダシンヤ]
公認会計士。1976年、神戸市生まれ。大阪大学文学部史学科卒。一般企業を退職後、公認会計士試験に合格。中央青山監査法人/プライスウォーターハウスクーパースを経て、2004年、公認会計士山田真哉事務所を設立。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』など、ビジネス書を執筆。小説『女子大生会計士の事件簿DX.1~6』(角川書店)は、会社、会計、経済の仕組みが分かる、実用的エンタテインメントという、新ジャンルを切り開いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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igaiga
27
短い話が多くて読みやすかったのと、割合に身近に使えるポイントなどがあり、参考になりました(〃ω〃) 税を覚えるっていう意味でですっ(笑) カッキーが実は頼りがいがあるっていうのは少し取ってつけた感じがありますが、このシリーズはこれで終わりなのねー。2018/11/08
里愛乍
19
最終巻。にも関わらず、まったく気負いのないいつも通りの出だしから。快刀乱麻のごとく次々と相手をやり込めていく萌さんは相変わらず爽快です。この人がずっとこのままでいられる相手はやっぱりカッキーしかいないんじゃないかなあ。最終回後にそれぞれのキャラを想像するのは読者として嫌いではないですが、この小説は山田さんによる後日談はあって正解かなと思います。素敵なハッピーエンドをありがとうございました。2014/07/27
にゃむこ@読メ11年生
16
女子大生会計士・萌実と新米会計士補・柿本のコンビのシリーズ完結編。テーマは投資信託、利益操作、株式上場、脱税など。シリーズ完結ということでふたりの仲が急接近。よりラブコメ色の強い展開。シリーズを通して萌さんのツンデレに振り回されつつ、カッキーも緩やかな右肩上がりを続けていたんだな。後日談のハッピーエンドは落ち着く所に落ち着いた感じで良い。萌実が女子大生会計士になるきっかけとなった外伝『女子大生会計士、始めました』、萌さんが簿記講師として母校の高校に赴任する『フラン学園会計探偵クラブ』も読んでみたい。2013/04/25
ryuetto
15
カッキーが一人称で書かれた小説の後側で、実は活躍していたとは~。見直したよ、カッキー。改めて惚れ直した。ところで、最終回。なかなかきれいな終わり方だったと思います。今まで楽しませてもらいました。面白かったです。 次のシリーズも楽しみにしてます。2011/05/09
大地
13
女子大生シリーズ最終回。会計の入門にもよく、ストーリーも面白く、手軽に読めた。2014/01/25