角川文庫 女子大生会計士の事件簿〈ＤＸ．４〉企業買収ラプソディー

山田 真哉【著】

角川書店（2006/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 216,／高さ 15cm
• 商品コード 9784043767045
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

キュートな女子大生会計士・藤原萌実と新米会計士補・柿本一麻が監査の先々で遭遇する奇妙な事件。駄菓子屋再生の鍵を握るのは問屋さん！？悪質な在庫隠しの驚天動地のトリックとは？買収された企業の消滅を防ぐ秘策はあるのか―萌実の名推理が「会社」という不可思議な存在の秘密を鮮やかに解き明かす！巻末付録として「初心者のための“会計本”ガイド」まで収録して贈る超実用的ビジネス・ミステリ第四弾。

目次

監査ファイル１　“逆さまバレンタイン”事件―返品・問屋の話
監査ファイル２　“渋滞とハイスクールララバイ”事件―棚卸の話
監査ファイル３　“それいけ！萌ちゃん”事件―手形の話
監査ファイル４　“企業買収ラプソディー”事件・前編―益出しの話
監査ファイル５　“企業買収ラプソディー”事件・後編―企業買収の話
監査ファイル６　“幸せなブラックリスト”事件―自己破産の話
監査ファイル７　“萌さんとメリー・クリスマス！”事件―会計士たちのちょっと変わった日常の話
監査ファイルＥＸ．１　“女子大生会計士の事件後４”
監査ファイルＥＸ．２　“読者からの質問コーナースペシャル”―ＦＰ・証券アナリスト・中小企業診断士直撃インタビュー

著者等紹介

山田真哉［ヤマダシンヤ］
公認会計士。１９７６年、神戸市生まれ。歴史学者を志すが、結局断念。大阪大学文学部史学科を卒業後、一般企業を経て、公認会計士二次試験に合格。中央青山監査法人を経て、現在、インブルームＬＬＰパートナー、東京糸井重里事務所ＣＦＯ（最高財務責任者）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆみきーにゃ]

《購入》シリーズ四作目。相変わらず萌ちゃんとかっき〜のやり取りが面白くてちょっとした息抜きになりました。

2015/05/17

[ｉｇａｉｇａ]

元々が会計士で小説家ではないせいか、物語的には面白くないんだよねー。姉が登場したかと思ったら今度は妹か！と。たまに読んでて「必要？？」と思ったり。今回は監査がなく、逆に身近な話題もあり勉強にはなりました。

2018/09/14

[ぽぽ♪]

今回はあまり難しくなく、サラっと読めました。本来このシリーズって文芸書じゃないから、キャラクター重視だとダメなんでしょうけど、私的には、徐々にカッキーと萌実の距離が縮まってるのが良かったです。合コン話がお気に入り。

2015/02/24

[里愛乍]

今回ちょっと気になったのが「あらっ」と思うような女性が立て続けに登場したこと。初読時に、山田さん　こうゆうタイプの女性書いちゃうんだ…と思ったことをおぼえています。あと以前から思ってたんですが、プリンスくんの萌さんにはタメ口なのに、カッキーには敬語使ってるのがちょっとツボです。

2014/06/23

[にゃむこ＠読メ11年生]

女子大生会計士・萌実と新米会計士補・柿本のコンビのシリーズ第四弾。今回は会計に触れないエピソードもあるが、メインテーマは問屋、棚卸、手形、企業買収、自己破産。何の前触れもなく萌実の妹が登場、作者の急場しのか？　そしてシリーズを重ねるごとに萌さんに対するカッキーの行動がイタイ人間に成長しているような…（苦笑）企業買収の最後の逆転の盛り上がりは島耕作を読んでいるようで、僕的には好物。

2013/04/24