角川文庫<br> 灼夜

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角川文庫
灼夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 391p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043759064
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

都営団地で母親とふたり貧しく暮らす篤のもとに、知り合ったばかりの中国人美少女、リーホワが突然訪ねてきた。甥のフェイが何者かに誘拐されたという。身代金は2千万円。篤は、中国人三世の先輩、尾崎に頼み込み、リーホワと3人でフェイの救出に乗り出す。裏切りの連続と二転三転する真相。待ち受けていたのは、衝撃の結末だった…。裏社会に生きる人間たちの生き様と、格差社会の現実を克明に描いたノンストップ傑作長編。

著者等紹介

永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
鹿児島県生まれ。大学卒業後、メーカー勤務を経て、週刊誌記者に。91年にフリーとなり、事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年、長編小説『サイレント・ボーダー』を永瀬隼介のペンネームで発表し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すたこ

32
★★ちょっと設定に無理があるせいか、入り込めず。そして、長い。途中飽きてしまって、ギブアップ寸前。 ラストは少しウルッとしたけれど、やっぱり合わなかった…。 社会格差の問題提起は良かったけれど、少し大雑把過ぎるような。2018/07/13

18
面白かった。中三のアツシは、中国人不法滞在者の闇の世界に巻き込まれる。暗い現実と少年の成長、一晩の出来事でしたが濃密でした。2022/01/27

アンベラー

7
テンポが良かった 中国人の裏社会現実なのだろ読書メーター読んで作者のことが分かったそうなのかージャーナリストの肩書きも持たれている作家ならではの話裏社会は怖い 2022/10/06

Pil

6
冴えない中坊がひょんな事から事件に巻き込まれいく。少年誘拐、中国マフィア、臓器売買などキナ臭い雰囲気が漂うサスペンステイストあり、一方で冴えない中坊がなんてことないやい!と嘯きつつ奮闘する冒険譚でもありそれらがミックスされ読者を惹きつける。しかしながら後半の戦闘は冗長でしょうか。。そして中国人名が覚えられない…。2023/01/20

詩界 -うたか-

4
#読了◆どんだけ頑張っても上には上がいる。努力になんの意味もない――そうして不登校になり、親が決めたレールがつまらないとふさぐ。ロッキーで盛り上がったのに、2を見るはずだったのに彼の眼は冷たく自分を突き放す。屈辱の気持ちのまま篤は子供に八つ当たりし、中国人の少女に説教される。だが後日、少女に「フェイをどこにやった」と言われ……!?◆少年たちが誘拐事件に挑む2020/07/09

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