角川文庫<br> 水の巡礼

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角川文庫
水の巡礼

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043753031
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

内容説明

天河弁財天は水の神、そして知る人ぞ知る芸能の神様。切ないほどに水の清らかなこの土地は生命力に満ち、木々は脈打つように枝を伸ばし力強い。土地の持つ力とはなんだろう?天河の鬼を迎える節分祭に、土地と水と人との不思議を探す旅に出た。渋谷地下に流れる川の源流を雪山に追い、屋久島に世界を繋げる水の秘密を想う。水と魂の繋がりを探して、十の聖地を巡る、心の旅行記。

目次

1 鬼のお宿・天河弁財天節分祭
2 「水神社」から渋谷地下へ一三〇キロの旅
3 屋久島から世界を眺めて
4 フジヤマの祈り
5 知床 カヌーを巡る旅
6 パラレルな街「ヒロシマ」
7 青森の怪しい旅人
8 熊本 水と共鳴する魂
9 鹿島神宮と要石の謎
10 出雲大社でヴァージョンアップ

著者等紹介

田口ランディ[タグチランディ]
東京生まれ。作家・エッセイスト。人間の心の問題をテーマに幅広く執筆活動を展開。代表作に『コンセント』『アンテナ』『モザイク』(いずれも幻冬舎)。2001年に『できればムカつかずに生きたい』(晶文社)で第一回婦人公論文芸賞を受賞

森豊[モリユタカ]
1960年生まれ。写真家。博報堂写真部(現博報堂フォトクリエイティブ)などを経て90年フリーに。97年、School of Visual Arts(New York City)に留学。99年の帰国後、ファッションフォトを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sakie

8
私は神社や山へ行って何か感じても、雰囲気に呑まれたか気の迷いだと断じてきた。しかし人間の身体の持つ可能性を知るにつけ、生物としてなにかしら感知することは有り得ると考えるようになった。しかればこれら神秘の力を持つという場所に是非行ってみたい。人が昔持っていたはずの感覚なら涵養できそうだ。ランディさんは木や草、山、水、自然のことをもっと知りたいと言う。機会に飛び乗って、行き、納得するまでつき詰め、つながっていく。それは生物として信頼するに足る大きな根源にひかれた、原始的な欲求なのだろう。『魂は水に似ている』。2016/07/21

秋乃みかく

2
★★★★☆ 9年ぶりの再読。うわ~ランディさんって不思議なお友達が多いな~(笑)水と魂。この二つの繋がりを感じさせてくれる旅の数々、とても面白かったです(^^)2015/11/24

月式

0
水と魂の相似。2011/04/10

Takehisa Akitsu

0
水にまつわる紀行文を楽しませていただきました。色々と旅した思い出が重なりました。2019/05/16

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