内容説明
数々のヒット曲を手がけてきた音楽プロデューサーが語る、画期的な「村上春樹『音楽』論」。デビュー作『風の歌を聴け』から最新作『海辺のカフカ』まで、村上長編小説に登場するすべての音楽に詳細な解説を加えた、「村上春樹長編小説音楽ガイド」を掲載。
目次
1 村上春樹との出会いと1990・L.A.の旅(『風の歌を聴け』;『1973年のピンボール』;『羊をめぐる冒険』)
2 「鼠」三部作とアメリカとビーチ・ボーイズ―『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』(『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』;『ノルウェイの森』;『ダンス・ダンス・ダンス』)
3 『いちご白書』の時代と二つのベストセラー―『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』(『国境の南、太陽の西』;『ねじまき鳥クロニクル』;『スプートニクの恋人』 ほか)