内容説明
朽木元。中学三年生。五教科オール10で音楽と美術も9か10のちょっとした優等生。だけど、ぼくには左目がない―。世の中を冷めた目で見る少年が、突然、学校一の問題児と一緒に校則委員になるように、担任教師から指名されて…。クールで強烈な青春を描いた日本版『キャッチャー・イン・ザ・ライ』ともいうべき表題作に、単行本未収録短編「インステップ」ほか2本を収録。多くの少年たちに衝撃を与えた傑作が待望の文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡手乗りタイガー♡
25
夏のこどもたちだけおもしろかったw申し訳ない…最初のはなし3つとんでもなく面白くなくてびっくりした!だってぜんぜん内容とか思い出せんもんwなんかこう…やっぱあたしは黒っぽい内容が好きなのかそうなのか←今更wけどやっぱおもしろかったっていうか…つまらんことはなかったかなて感じの印象なので…でも読み終わったあとに残るものはなにもなかったw 2014/02/01
bluesky
16
これも児童文学なのかな?今江先生が解説されてる〜と思って読み始めたけれど...うーん、いまいち作品の良さがわからなかった(^^;思春期の少年の冷めた心の内を覗かせてもらったって感じです。2018/09/09
アルク
14
読み終えた後、特に心に残るものも無く物足りなさを感じ、少し残念に思いました。2019/02/08
_こうちゃん
10
キャッチコピーは「ふたりで学校をひっかきまわしてよ」 基本的に、中学生の男の子が口語で語るようなトーンで綴られる。 非常に軽い感じで読みやすい。一見、予定調和的なサザエさんライクな 印象を受けるかも知れないが、中身は全く違う。 最も特徴的なのが、表題作である「夏のこどもたち」。 4編の中で僕はこの作品が一番好きだ。様々なシビアな現実を「リアルな青春」というオブラートでうまく包み込んでいる。そう、これがリアルな中学生の男の子の感性だと思う。こういう小説も悪くない。現実は今、ここにあるのだから。2015/01/03
nrk_baby
8
半分以上読み進めたところで気付いたけど、これ中学生の頃に読んでるな。でも新鮮だったし読んで良かった。2014/03/23