角川文庫
子どもを愛せない親への手紙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043527014
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

親の役割を知らない親の下で育てられ、「生きづらさ」に苦しむアダルト・チルドレンの必読書としてベストセラーになった『日本一醜い親への手紙』が、改題してついに文庫化。本書を読むことは、子から孫へと世代連鎖する「親からの虐待や抑圧」を断ち切り、親子が心安らかに暮らすための痛い通過儀礼である。「本による自助グループ」の試みであると同時に、子育てに悩む親のバイブルになっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

16
「今、僕は精神病院に通っています。生んでくれてありがとう」。この手紙(全文)をどれほどのイマジネーションをもって受け取れるだろうか。告発されることのない完全犯罪が機能不全家族、ブラック・ボックスの中で日常的に行われている。あの宮台真司すら忌避するこの問題が社会的承認を得ることは永久にない。親批判はタブーであり、「自分の弱さを親のせいにするな」と小林よしのり的反応が返ってくるか「だからあなたも生きぬいて」だのとかの何万分の1のレアケースで相対化されるのがオチである。「システムは、問題を解決するのではなく、→2017/05/19

ごる

3
お引っ越しのために車の整理をしていたら、助手席の横っちょにあったのでペラペラ読了。 最近、社会のシステムというより、要素に対しての知識欲が高まってる。 その点、この本は「愛」がない家庭で育った子どもの心情がストレートに書かれていて、こう感じて、こう考える人がいるのね、と親子問題を考えるときの判断材料が増えた。 ただ、若干あとがきがもやもやするのは何故だろう。うーん… 宮台さんの解説は面白かったんだけどなぁ。2013/03/01

コウ

0
現代の病理を考えるにつけ、背後にある親子関係の影響の大きさを思わないわけにはいきません。★★★☆☆2008/06/21

0
虐待を受けて育ってきた彼等の、親に対する手紙。ひどい虐待を受けて育ってきた人達の言葉が重い。虐待をした親が平然としていることが腹立たしかった。大人になっても苦しんで生きている人が沢山いる。

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