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角川文庫 角川ソフィア文庫
死んだ魚を見ないわけ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043489015
  • NDC分類 487.51
  • Cコード C0145

内容説明

海で死んだ魚の姿をほとんど見ることがないのはなぜか。この疑問を追いかけ、科学者である著者みずから「しんかい2000」に乗船して深海底に潜り謎を解明していく。ひとつひとつ実証的な実験を繰り返し、仮説を検証。科学の面白さが堪能でき、真実に近づくためのアプローチがミステリーの謎を解くような色合いをもつサイエンスノンフィクションの傑作。

目次

六億年の魅力
魚の多産性の謎を解く
死んだ魚はどこへ行く
「しんかい2000」の登場
突飛なアイデア
われ1700メートルに潜航す
アナゴのダンス
メクラザメ「しんかい」に怖じず
鍵をにぎる二つの条件
女性一号潜航者〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒコ。

1
著者の関心の核心は、なぜ硬骨魚類は多産かということで、その延長に「魚の死因の多くは食害ではないかという仮説」→「死んだ魚を見ないわけ」という名の本書となる。が、その仕組を解説するという本ではなく、その仮説の立案としんかい2000による検証過程が本書の内容で、科学解説というよりも冒険譚か紀行文に近い。得られるものは少ないが、読み物としては面白い。(だってこの理論でいくと、死んだシカを見ないわけ→シカの死因は食害が主因→シカは多産→シカは3mmくらいの仔シカを産む、ということになるですもの)2013/07/17

なおぱんだ

0
海洋生物研究の第一人者の著者が、魚類の生態の謎に挑んだ研究結果をまとめたものです。と言っても、全然堅苦しいものではなく、とてもわかりやすく読みやすい内容になっています。ここにまとめられているのは、今からちょうど30年前に行われた研究とその実験結果ですが、今の時代に読んでも色あせないどころか、私のような素人が読むとまさに目から鱗が落ちる内容になっています。2013/05/04

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