角川文庫
単独発言―私はブッシュの敵である

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043417087
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

内容説明

九・十一テロ、アフガン報復戦争、イラク侵略戦争、北朝鮮をめぐる危機…とつづく大激動を、「私はブッシュの敵」と最も早くから宣言した不羈の表現者・辺見庸が、どこまでも人間的、内面的、根源的に語り抜く。世界中に荒れ狂う暴力にどう対処すればいいのか、国家が偽装する風景の底をどう見とおすか、「実時間」における歴史判断はどうあるべきか―等々、“完全無秩序時代”を真に生きるための揺るぎない魂のテキスト。書き下ろしと最新発言を収録した特別増補版。

目次

1 私はブッシュの敵である
2 この汚い報復戦争に反対する
3 人間はどこまで非人間的になれるのか
4 決壊した民主主義の堤防
5 私たちはなにを見なかったのか
6 実時間における作家の時代認識について
7 視えない像、聞こえない音

著者等紹介

辺見庸[ヘンミヨウ]
作家。1944年、宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、編集委員などを経て96年、退社。この間、78年、中国報道で日本新聞協会賞、91年、『自動起床装置』で芥川賞、94年、『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞受賞
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