内容説明
切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手、自分の体の一部を他人のものだと主張する患者、両親を本人と認めず偽者だと主張する青年など、著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手掛かりに、脳の不思議な仕組みや働きについて考える。分かりやすい語り口で次々に面白い実例を挙げ、人類最大の問題に迫り、現在の脳ブームのさきがけとなった名著。現代科学の最先端を切り開いた話題作ついに文庫化。
目次
内なる幻
「どこをかけばいいかがわかる」
幻を追う
脳のなかのゾンビ
ジェームズ・サーバーの秘密の生活
鏡のむこうに
片手が鳴る音
存在の耐えられない類似
神と大脳辺縁系
笑い死にをした女性
「双子の一人がおなかに残っていました」
火星人は赤を見るか
著者等紹介
ラマチャンドラン,V.S.[ラマチャンドラン,V.S.][Ramachandran,V.S.]
カリフォルニア大学サンディエゴ校の脳認知センター教授、所長、同大学心理学部神経科学科教授。視覚や幻肢の研究で知られ、アメリカではその研究内容が新聞やテレビで報道され、大きな反響を呼んだ
ブレイクスリー,サンドラ[ブレイクスリー,サンドラ][Blakeslee,Sandra]
「ニューヨーク・タイムズ」のサイエンスライターを経て現在「サイエンス・タイムズ」のフリーランス記者。神経科学を中心とする記事を書いている
山下篤子[ヤマシタアツコ]
1952年生まれ。北海道大学歯学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
zirou1984
ヨクト
翔亀
絹恵