角川文庫
マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”―少年・軍人時代編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 374p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042874010
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0198

内容説明

ジャマイカ系移民の子としてNYのハーレムに生まれたパウエル。学業が振るわず、いつも優秀な姉と比較されながらも、楽天的で努力家の両親、個性溢れる多くの親戚に囲まれ、明るくのびのびと成長した。が、夢を持たないまま入学した大学で挫折、ふと目にした軍服姿に憧れ、予備役将校訓練隊(ROTC)に参加することとなる―。幸せな結婚、過酷なベトナム戦争、特別研究員として垣間見た政治、ユニークな老兵から学んだ軍事的リーダーシップ。若きパウエルが出会った人々は、当時は想像だにしなかった方法で将来をかたちづくる面々であった―。

目次

第1部 生い立ち(ルーサーとアリーの息子;私にとっての兵隊生活;アルマへの求愛)
第2部 軍隊生活(「成功するには五〇万の兵員が必要だ」;帰郷;ヴェトナムに戻る;ホワイトハウスに勤務する;「ゴー、ガンファイター、ゴー!」;陸軍大学院)

著者等紹介

パウエル,コリン・L.[Powell,Colin L.]
ジャマイカ系移民の子としてニューヨークのハーレムに生まれ育つ。ニューヨーク市立大学をへて、米軍に入隊。軍人として朝鮮戦争、ベトナム戦争を体験し、国防総省に勤務。その後、統合参謀本部議長に任命され、湾岸戦争を指揮した。このほど、ブッシュ政権で、黒人初の国務長官に就任

パーシコ,ジョゼフ・E.[Persico,Joseph E.]
1930年、ニューヨーク生まれ。ニューヨーク州立大学を卒業し、朝鮮戦争に中尉として従軍したのちNATOのナポリ本部に移る。合衆国情報庁に在籍していた時は、ブラジル、アルゼンチン、ワシントンを歴任、スピーチライターとして11年間ニューヨーク市長を、のちにネルソン・ロックフェラー副大統領を支えた。著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

高橋 橘苑

21
広島カープのファンではないが、よそ事ながら25年ぶりの優勝に心からおめでとうと言いたい。熱心とは言えない野球ファンなので、選手の名前もよく知らないが、思わず応援したくなる雰囲気があった。今シーズンは新井・黒田という「帰ってきた放蕩息子」を軸に、独自路線を貫き、過去の栄光と伝統を噛み締めながら風雪に耐えてきた軌跡は、ドラマの様に心を打つものがあった。さて、本書は3巻からなるコリン・パウエルの自伝-少年・軍人時代編である。アメリカ版サクセスストーリーに付き物の、様々な土地と雑多な人々との出会いの物語である。2016/09/13

さきん

17
両親はジャマイカからの移民。一般的に知られているアメリカの奴隷出身というわけではなく、育った場所もマイノリティが多かった地域だったので、屈辱な差別を経験せずにやってこれた。一般大学内の軍事カリキュラムコースからの職業軍人という異色の経歴。日本も軍事学部や軍人体験コースを設置すれば、隠れたダイヤモンドを掘り出せるかも。2018/01/02

sirototoro

8
大出世した人の自伝なので、トントン拍子に事が進んでいく印象を受ける。しかし、ベトナム戦争に従軍した時の回想はインパクトがあった。人の死に慣れていく記述や戦争中の行為について、良心の呵責を感じないと言い切っているところなど、軍人と民間人の感覚の違いを感じた。2018/03/29

Manabu Yoshimura

5
人に歴史ありと改めて感じさせる。エリートの中のエリートだから、当然頭脳明晰だが、人間味や誠実さも随所に感じる。また何よりも家族を大切にする姿が印象的。続編も是非読んでみたい。2011/12/01

papahaba

1
人種統合の過程での出世での、バランス感覚。ベトナム戦争からの大きな教訓を踏まえた米軍戦略・運用のリアル2019/03/20

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