内容説明
二人の男は、ロンドン発NY行の機上で出会った。サンディ・キンソルヴィングは、義父の酒販事業で成功していたが、冷え切った妻との関係が原因で、全てを失おうとしていた。隣席の男、サンフランシスコで画廊を営むピーター・マーティンデイルも、妻とのトラブルで窮地に立たされていた。酒を交わし、語り合い、ヒッチコックの「見知らぬ乗客」を見た二人に、或る解決策が浮かぶ。それは、互いの妻の交換殺人。だが計画は思惑通りには進まなかった―。巨匠が放つ、初のサイコスリラー問題作。
著者等紹介
ウッズ,スチュアート[ウッズ,スチュアート][Woods,Stuart]
デビュー作『警察署長』でいきなりアメリカ探偵作家クラブ賞を受賞。以来20作以上を発表している米国を代表する作家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネコベス
27
飛行機内で出会ったサンディとピーターはお互いに妻との離婚問題でトラブルを抱えている事を知る。次第に二人は交換殺人について語り合い合意に至る。サンディは自分のアリバイを確保して妻を殺してほしい状況を整える。中盤ぐらいまでは期待感があったのだが、今ひとつ盛り上がりに欠ける。ストーリー展開が安直に感じられ不満が残る内容だった。2019/09/15
アイアイ
16
社会的地位を妻の愛人に奪われ、殺意を抱く二人の男。サンディとピーターは機内で偶然出会い互いの妻の交換殺人の計画をする。 サンディは中止の連絡を入れるが、 それを無視して殺人は実行された。警察に早くも目を付けられたサンディだが、キャラと言う女性と出会い恋をする。 交換殺人を拒むサンディだったが医者の息子を殺すと脅され、泣く泣くピーターの妻を拳銃で殺害しようとするが… なんと、ピーターの妻はキャラだった。感想続く▽図書館2016/02/13
のちおちゃん
0
☆☆☆2001/11/06