内容説明
“愚鈍なれ”。頭が切れるとか、家柄、血統がいいとか、エリートだとか、そんなものはたいしたもんではない。“愚鈍”がいい。競輪、麻雀、競馬に海外カジノ、東へ西へ今日もギャンブル場へ向かう無頼派作家。かたや、この人と組んでいい事はなかった―と語る漫画家の痛烈なツッコミイラスト!全身全霊を傾けて賭したものだけが見ることのできる人生哲学をちりばめた血みどろの日々をつづる超人気エッセイのシリーズ第一弾。
目次
とりあえず、うどんくれ とりあえず、愚鈍なれ
アホー鳥の卵
騎手の礼儀とは
湖畔のカジノ
カジノと競輪
甲子園競輪の夕陽
競輪はダメになる
遊びは斜めにするな
オッズの消えた競輪場
風貌の語るもの〔ほか〕
著者等紹介
伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県生まれ。立教大学文学部卒。89年『三年坂』で作家デビュー。92年『受け月』で直木賞を受賞。他に『乳房』(吉川英治文学新人賞)、『機関車先生』(柴田錬三郎賞)、『ごろごろ』(吉川英治文学賞)、『海峡』など多数の著書がある
西原理恵子[サイバラリエコ]
1964年高知県生まれ。武蔵野美術大学在学中に『ちくろ幼稚園』で漫画家デビュー。97年『ぼくんち』で文芸春秋漫画賞を受賞
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感想・レビュー
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猿吉君
38
まず本のセレクトを誤りました。競輪と競馬が判らない私は麻雀の項目と西原さんのイラストで楽しめたものの、続巻は読むのが厳しいと判断しました。文章は流石に上手くてギャンブラーの悲哀というものをこれでもかと感じました。点数→測定不能、競輪競馬の2000年当時の時事ネタが判る人なら読んで損はないと思います。。2021/01/22
つらら@道東民
5
今も昔も大御所の伊集院さんと、容赦なく突っ込む西原さんが良い取り合わせ。伊集院さんって、やっぱり無駄にハンサムな人の代表ですな。2013/08/28
読み人知らず
4
伊集院さんがろくでなしである。競輪はやったことないけどファンからするとすでに終わったギャンブルみたいですね。でもやってるんだなあ。2013/01/31
yuu@mayu
2
☆☆☆☆
拓陽(いっぽまえへ)
2
前書きとあとがきは、らしさが出てて良かったけど、後は『い』の字のつく人の競馬、競輪、マージャン、時々野球の話ばっかり。しゃーないなー、西原さんのイラストが面白かったから許しましょう。2013/10/18