角川文庫<br> 日本の選択〈5〉対日仮想戦略「オレンジ作戦」

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角川文庫
日本の選択〈5〉対日仮想戦略「オレンジ作戦」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041954072
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0121

内容説明

オレンジ―アメリカ海軍が日本につけた暗号名である。一九四一年十二月八日、日本の真珠湾攻撃により太平洋戦争の火蓋が切られ、以降四年にわたる全面戦争に突入した。だが日米間では、開戦の二十年以上も前から、互いを仮想敵国と見做し、太平洋を舞台に熾烈な覇権争いを続けていた。「オレンジ計画」、それは、広大な太平洋を一気にわたり日本を屈服させるというアメリカ海軍の壮大な計画だった。

目次

1 太平洋の新秩序・ワシントン会議
2 日米の太平洋戦略
3 二つの演習
4 武器なき闘い・ロンドン会議

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

日の光と暁の藍

5
ワシントン条約により主力艦が大幅に削減され、日本の国防方針を改める必要が生じた。改められた国防方針は、仮想敵国のトップをアメリカとした。同じ頃、アメリカは机上の図上演習(ウォー・ゲーム)の仮想敵を日本に据えていた。本書は、太平洋で将来共に戦うことを想定していた日米が、その日が来るまでに何を考え、何を準備していたのかを明らかにする。1904年に立案されたアメリカの戦争計画の中にオレンジ計画は含まれていた。フィリピンへの補給問題が生じたアメリカは、燃料を石炭から石油に変えることで航続力を伸ばそうとした。2018/01/04

Studies

1
オレンジプランを中心に日米の戦争計画・作戦について、ワシントン会議~ロンドン会議について書かれている。 当時秘密であった資料も十分活用されており、大変評価できる。2012/08/04

unflyable

0
日米双方の戦略プランとどのような活動を行っていたかを解説した本。文献調査だけではなく現地での取材も行っており、一般人ではむずかしいレベルの調査もしている。 あえて足りないことを言えば、日本が軍縮条約から脱退したことは自身が熱望した7割艦隊の確保を不可能にしたことを書き加えてほしかった。2016/08/13

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