内容説明
元特攻隊員の老人・木島を突然の不幸が襲った。暴力団大門組の餌食となり、娘一家が心中。さらに初めて愛した女性と生き写しの天羽香子までもが彼らの毒牙にかかる。しかも、大門組の背後にはかつての上官で現政界の領袖・矢田の影が…。木島は生き残った戦友達を招集し、復讐戦を敢行するが…。特攻隊員達の悲劇を丹念に描き、先の大戦でも、現代でも人の命を食い物にする権力者の悪行を浮き彫りにした雄渾の大河巨編。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@猫と共に生きる
66
読み友様からのご紹介です😊星の陣に続き、暴力団相手に老人パワーが炸裂する予感!元特攻隊員。命がけの戦闘も米国から馬鹿爆弾と罵られ、上官には裏切られ、生きて帰ると誓って無事帰還。当時の仲間を集めて町にのさばる暴力団と対決すべく立ち上がった!痛快なお爺ちゃん達🙌素晴らしい✨下巻に続く。2022/03/30
あめま
3
★3 感想は下巻で。2018/04/02
リョウ
1
中盤は「旅の仲間」みたいな感じだったけど、ちょっとワンパターンで退屈だったかな。それでも終盤は物語の中心に向けてだんだんと盛り上がってきて面白くなってきた。特攻隊の生き残りが終戦から50年経って日本最大の暴力団に殴り込みをかけるという設定がちょっと現実離れしているけど、それを受け入れられるなら楽しめるんじゃないか。2010/09/14
つんこ
0
小川さんに借りた2001/01/01