内容説明
新任教師の佐倉弥生が不良グループのリーダー・後藤龍雄に犯された。少年と級友にとって、弥生は憧れの女神だった。悲惨な現場を目撃した二人は弥生のために、龍雄の殺害を計画する。だが、二人はまだこの時点で知る由もなかった。この無垢なる一途な行為が、呪われた運命の序曲だということを―。棟居刑事が、錯綜する事件の奥に秘められた男と女の愛憎と心の葛藤を紐解いていく。社会派ミステリー。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生。青山学院大卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている。2004年には作家生活40周年をむかえ、日本ミステリー文学大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えるもる
5
弥生の店に潜入してまで事件の真相に迫ろうとする弓子はすごい。初対面と思われた棟居刑事と弓子が以前に出会っていたのが意外だった。美緒の出生の秘密や切断された薬指の謎など、興味を惹かれるポイントもあり、面白かった。今度、録画しておいたドラマ版も観るつもり。2019/09/20
deria
4
棟居刑事や他の刑事達にあまり感情の起伏が見られず、人間味を感じにくいのが残忍。物語はわかりやすくてテンポも良く、サクサク読めるし面白いです。2015/11/12
もかすけ
0
じわじわと解き明かされていく事件に取りこまれてしまった。2014/06/29
Kitahiro
0
Kindle2024/02/03
Hideyuki Tetsuka
0
★★☆亡父所有本 サックと読める内容。う~んなんだかなぁ。とんとん拍子に話が一気に進んでいく気がする。2022/11/19