内容説明
三十五歳で独身の山上潔は、一念発起し「お見合いパーティー」に参加した。そこで、誰もが羨む美女・西畑茜と意気投合、人生の伴侶を射止めた。だが、結婚してから妻の性格が激変、日毎に別人のようになっていく。そのさなか、妻が殺人事件の重要参考人であることが判明し、山上は茜の過去を調べ始める。事件を追っていた警視庁捜査一課の棟居と新宿署の牛尾もまた、結婚という「愛の誓い」に潜む闇を照らし出していくのだが…。男女の普遍のテーマを活写した社会派ミステリー。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生。青山学院大卒。十年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている。2004年には作家生活四十周年をむかえ、日本ミステリー文学大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HK
3
スリルとエロさが気になって(笑)読み進んでしまう。結婚って何なんだろう?最近感じている疑問にハマる記述が多く、関心ひかれた。ラストもすごい!2015/05/20
石田 正直
1
エロくてよかった2015/12/08
田中ぴみこ
1
森村誠一の本は初めて読んだのだが、この本は、面白かった。 もてない男が、絶世の美女とお見合いパーティーでであって結婚する。 しかし、結婚後、実はその女性が二重人格のようになるが、実は違っていて・・・・・ どんどん読み進められて面白かった。 2012/11/10
りょうはるまみ
0
男性の結婚観のように思えます。女性はそんなに怖いものなのかしら(笑)2012/06/29
バムケロ
0
◯ 森村誠一さんはナントカ殺人事件~みたいな本より、人間関係や男女関係の怖さを描いた本書のような話が面白い。好きなモーさんや棟居さんが出てくるのはお約束。2012/04/17