角川文庫<br> 男たちのゲームセット―巨人・阪神激闘記

電子版価格
¥462
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
男たちのゲームセット―巨人・阪神激闘記

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 226p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041540633
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0195

内容説明

1973年のプロ野球セ・リーグ。長嶋、王がまだ現役で巨人のV9達成がかかった年だった。巨人のライバルである阪神は、エース江夏、主砲に田淵を擁し、V9を阻もうと、燃えていた。巨人と阪神の優勝争いは、直接対決の最終戦までもつれこんだ。このプロ野球史上まれにみる一年の、選手そして監督、コーチなどそれぞれの動きにスポットを当て、激闘の裏にある男たちのドラマを描き出す。山際淳司の遺作となった最後のスポーツ・ノンフィクション。

目次

第1章 僕たちは迷宮のなかにいた
第2章 王と長嶋
第3章 十月十一日、後楽園球場
第4章 川上野球の落日
第5章 江夏豊という男
第6章 運命の落球
第7章 優勝まであと二百時間だ
第8章 エース対エース
第9章 ウィリー・カークランド
終章 田淵の夏の終わり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

13
「江夏の21球」の著者の巨人9連覇最後の年の阪神、巨人の2チームについて語った本。後書きを見ると遺作とも取れるところもある。江夏氏の著書と照らし合わせると、誠実な取材に基づいている事が窺える。しかし、この頃の阪神の迷走ぶりにはあきれる。しかし、巨人も長嶋の引退が近づき、鉄壁の結束が揺るいでいる様も感じられる。山際氏の文体には清清しさと誠実さが感じられ、読後感は非常に良い。「スローカーブを、もう一球」も読みます。2013/05/11

たーくん

8
1973年のプロ野球セ・リーグ。長嶋、王がまだ現役で巨人のV9達成がかかった年だった。巨人のライバルである阪神は、エース江夏、主砲に田淵を擁し、V9を阻もうと燃えていた。巨人と阪神の優勝争いは、直接対決の最終戦までもつれこんだ。このプロ野球史上まれにみる一年の、選手そして監督、コーチなどそれぞれの動きにスポットを当て、激闘の裏にある男たちのドラマを描き出す。山際淳司の遺作となった最後のスポーツ・ノンフィクション。2018/04/05

Terry Knoll

5
1973年プロ野球セ・リーグ。・田淵江夏・王長島が現役だった時代。 阪神巨人は僅差で争い、優勝は最終戦へと。 「タイガースと言うチームは期待させておいてころっところぶ」と編集デスクの言葉がまさに・・ 真偽不明だが、優勝すると年俸を上げざるをえないので、まけるように無言の圧力が阪神のフロントからあったとか?? 「紳士たれ」とチームの結束が固い巨人 各自がポジションを目指して争った結果で、勝利を得る阪神。 対照的なチームカラーです。リーダの資質・プロとは何か?をも描くノンフォクションです。2015/02/20

tnyak

3
1973年の阪神と巨人の優勝争いの最終盤を描いた傑作。 野球スタイルが異なる2チームの違いが手にとるようにわかる。自分は近鉄フアンだったので、セ・リーグの優勝争いにはさほど興味がなかった記憶はあるが、力は拮抗していても、勝つのはやっぱり巨人だな、と感心した記憶がある。それにしても、山際さんのスポーツノンフィクションの新作が読めないのは、今さらだけど寂しいことだ。2020/05/06

雲國斎

2
最終戦までもつれたこの年のペナントレース。因縁めいたゲームもあり,テレビの前に釘づけだった。阪神ファンにとってはにっくきジャイアンツを倒せるチャンスもあったのにいやにあっさりと負けてしまったのを覚えている。前日の思いもしない対中日戦の敗戦がこたえたのか?甲子園の暴徒化したファンもすごかった。勝ったジャイアンツのナインはほうほうの体で引き上げたっけ。襲撃するなら,だらしない負け方したタイガースナインだろうに…。1998/11/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/122766
  • ご注意事項