海の教場

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海の教場

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  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041126080
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

桃地政念(ももち・まさむね)は、海上保安官の中でも調理・経理・庶務などを担当する縁の下の力持ち部門「主計」の専門官。海上保安官といえど、海猿でもヒーローでもなく、小柄でメタボが気になる独身彼女ナシの中年だ。
霞が関勤務の彼がある日、学生時代のマドンナ・高浜彩子から呼び出された。彩子は女性ヘリ操縦士の草分け的存在で、桃地とはある因縁を持つ。
ドキドキしながら向かった待ち合わせ先で告げられたのは「肝臓がんで余命一年」。京都府舞鶴市の病院に入院するという。シングルマザーの彩子は、息子の悠希が春から舞鶴の海上保安学校に入る予定で、そのそばで過ごすためのようだった。
彼女のために現地への異動を企てた桃地は同校の教官として赴任することに。船舶運航システム課程主計コース3組の担任となったが、腐れ縁の校長・比内から、ある事情がクラスに重い影を落としていることを聞かされ……。

命と向き合う機会の多い、海上保安官という仕事。明るく人間味あふれる桃地の、学生たち、そして愛する人とのかかわりの日々に、感涙間違いなし!

装画=西川真以子


推薦コメントが届きました!
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海上保安学校での生活を巧みに描きつつ、生きることの意味を考えさせられる秀逸な作品。
寮生活や訓練、そして命の現場となる乗船実習。相手を思い自分を見つめ、過去と未来、そして公私の狭間で試練を乗り越えて成長し決断していく過程がリアルに描かれている。
自分の進むべき道を探している人に是非読んでもらいたい。

  海上保安学校 前校長/日本水難救済会常務理事 江口圭三さん
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内容説明

海上保安官の桃地政念は、調理・経理・庶務などを担当する縁の下の力持ち部門「主計」の専門官。海猿でもヒーローでもなく、メタボが気になる独身彼女ナシの中年だ。ヘリ操縦士である学生時代のマドンナ・高浜彩子に呼び出され告げられた「肝臓がんで余命一年」。シングルマザーの彩子は、息子の悠希が海上保安学校に入る予定で、舞鶴の病院に入院するという。彼女と過去の縁を持つ桃地は同校の教官として赴任するが、ある事情がクラスに重い影を落としていることを聞かされ…。命の現場に臨む海上保安官という仕事。明るく人間味あふれる桃地の、学生たち、そして愛する人との日々に感涙!

著者等紹介

吉川英梨[ヨシカワエリ]
1977年、埼玉県生まれ。『私の結婚に関する予言38』で第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞し2008年デビュー。警察小説のシリーズ作品を多く執筆し活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

207
京都は舞鶴の海上保安学校で、教官・桃地の公私に渡る奮闘の日々を吉川英梨が熱く描く人間ドラマ。お仕事小説でもあり、学生たちの成長物語でもある。更には桃地が教官になってでも傍にいてやりたいと思う因縁の彩子とその息子との関わり、病との向き合い方等々・・全編通して感じるのは『命』だった。彼らのお世話にならないようにと願いつつ、海上保安官の任務に頭が下がる思いだった。みんなガンバレ~!その後の桃ちゃんやみんなの事が知りたくなる。それにしてももっと、予算も光も当たっていいんじゃなかろうかー2022/07/18

しんたろー

148
主役はメタボ中年の海上保安官・桃地…彼が長いこと想いを告げられなかった同期生・彩子が余命宣告されたと知り、彼女が入院している近くの海上保安学校へ赴任移動するところから始まる…『十三階シリーズ』に毒されている身としては「なんか、吉川さんらしくないなぁ」と思える出だしだったが、読み進める内に桃地の奮闘ぶりと周囲の人間達との熱い交流に惹きこまれた。泣き笑いシーン、緊迫感溢れるシーンなどを巧く織り込んで数々の人間ドラマを見せながら、桃地と彩子の恋物語も進めてくれて、時折ホロッとさせられた。 読後感も爽やかな良作。2022/11/14

モルク

145
霞ヶ関で海上保安庁主計管理官だった桃地は、亡き親友の妻であり憧れのマドンナのヘリパイロット彩子の余命宣告を受けて、彼女の近く舞鶴の海上保安学校の教員となる。自殺した級友の影を引きずるクラスを受け持つが、桃地の熱血で一途な姿に学生たちも心を開いていく。逃げ場のない実習船での苦悩と自然の脅威との闘い。こんなに厳しいのか。やっと結婚できた彩子に生体肝移植はできるのか…多くの試練が待ち受ける。久しぶりに泣いた、泣いたよ!吉川作品の中で一番好きかも。あぁ、もっと読んでいたい!2022/08/17

タイ子

135
吉川さんの「53教場」が陸なら本作は海。海上保安学校がある舞鶴が舞台。53教場とは違って謎部分は少なく、その代わり教官と生徒、教官の愛する人の死生観、生と死。いろんな要素が描かれていて、涙腺崩壊場面あり、笑いありのたっぷりと心が揺さぶられる。何せ主人公のメタボ感ありありの桃地教官がいい。昔、愛した女性の余命が残り少ないことを知って本庁から舞鶴に転勤。初の教官の任務に就いたはいいが、指導する難しさを身をもって知る。海保で働く女性教官の結婚観も。生徒たちの覚悟と教官の愛情、これが泣かずにいられようか。ズルい♪2022/07/21

ゆみねこ

107
京都舞鶴の海上保安学校に霞が関の本庁から赴任した桃地政念は、縁の下の力持ち・主計の専門官。飛び込んだ教場には重い影があり、問題を抱える学生たちの姿が。憧れの女性・彩子の病、海上保安官の使命、教官としての矜持、そして学生たちの熱く可愛いバカっぷり。何度も涙する感動の1冊に。吉川さんの最高傑作!お薦めです。2022/08/14

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