Burn.―バーン

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041107294
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

デビュー作『ピンクとグレー』12万部!
2作目『閃光スクランブル』8.5万部!
ジャニーズ初の文芸作家・NEWS加藤シゲアキの最新小説
渋谷サーガ3部作がついに完結!

「レイジ、魂を燃やせよ」
愛と希望で、世界を灯せ。

人間らしい心を失ってしまった天才子役、魔法使いのようなホームレス、愛に満ちた気さくなドラッグクイーン。渋谷・宮下公園でめぐり逢った3人は、やがて家族のようにお互いを慈しむようになる。天才子役の心は溶け始め、幸せな時は永遠に続くかと思われた。だが無慈悲で冷酷な力が3人に襲いかかり、やがて大きな炎が燃え上がる―― 「家族」とは?「愛」とは?「夢」とは?
を問いかける、ファンタジックな感動物語が誕生!

■プロフィール 加藤シゲアキ(かとう しげあき)
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。続いて13年2月には『閃光スクランブル』を発表。“渋谷サーガ”シリーズとしてともに大ヒットとなる。ジャニーズ事務所のアイドルグループNEWSのメンバーとして、また個人としても俳優業、ラジオMCなど幅広く活躍。2014年1月新ドラマ「失恋ショコラティエ」(フジテレビ系)にも出演決定。代表作に、ドラマ「トラブルマン」「3年B組金八先生」「華和家の四姉妹」「花のズボラ飯」など。

内容説明

機械のようにさめきった天才子役・レイジが出会ったのは、魔法使いのようなホームレスと愛に満ちた気さくなドラッグクイーン。人生を謳歌する彼らに触れ、レイジは人間らしい心を取り戻し、いつしか家族のようにお互いを慈しむようになる。だが幸せな時は無慈悲で冷酷な力によって破られ、レイジはただひとつの居場所であった宮下公園から引き離されてしまう―家族、愛の意味を問う、熱情溢れる青春小説!

著者等紹介

加藤シゲアキ[カトウシゲアキ]
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。ジャニーズ事務所のアイドルグループNEWSのメンバーとして、歌手、俳優業、ラジオMCなど幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風眠

149
加藤シゲアキ、凄いな。アイドルやりながらこんな凄い小説も書いて。何が凄いって、ほんの少し出てきた脇役のような登場人物でも、あとから重要な役割で再登場するとか、伏線の張り方が緻密で読者を驚かせる筆力が凄い。どんな脇役にも意味があるという考え方は、芸能人だからこそ、その重要性を分かっているのだと思う。ラスト近く「お前も魂、燃やせよ」の下りで不覚にも涙してしまった。天才子役とホームレスとドラッグクイーンが出会って、物語はドラマチックに展開していく。子役を辞めて大人になり脚本家になったレイジ。Burnの幕が開く。2014/10/14

紫 綺

121
天才子役レイジとスーパーホームレス徳さん、歌唱力抜群のオカマローズの人生コラボストーリー。前2作のハードボイルドっぽさとはまるで異なる作風に戸惑うが、すぐに引き込まれる。もう無条件にこころが沸き立つ!!アイドルとは思えない筆力に脱帽!!オススメ!!2015/02/19

タックン

121
連作短編形式に区切って章立てしてあったので読みやすかったけど過去と現在が混在してて最後まで何が言いたいのかわかりずらかった。でも最後の章の(Burn)を読んで題名の意味がわかって思わず上手いって納得しちゃった。混在してた物語や人間関係を上手く回収してるなあ。加藤くんなかなかやるなあ。人の縁の不思議さを感じられる小説でした。お勧め。2014/05/12

優希

108
現在と過去を行き来しながら輝く魂の物語のように思えました。人気子役時代と脚本家としての立場になったレイジの20年間が周りの人たちと共に交錯していくのに引き込まれました。人気子役ながらも孤独を抱えて冷めていた少年時代。父親として愛情深くなった青年。その背景には渋谷という街があり、描かれないロンドンでの20年があるように思えます。過去に戻りながら静かに燃えていく魂、そして舞台の開幕。そのベルの音が全てとの別れのように感じられてなりませんでした。そして同時に輝く未来へのスタート音とも。2016/01/15

ひめありす@灯れ松明の火

95
朝帰りの、強烈に白い太陽光の中で読む、ちょっとした背徳感がぴったりの本。ずっとBurnじゃなくてBornだと思い読んでいました。死と再生の物語だと思います。この方の書く文章は、奇妙に現実感のないカキワリみたいな文章だなあ、っと思っていたのですが今回は少しウェットな汚さも感じられました。でも、もう少し徳さんやローズがどうしてレイジに構うのか、望美は何故レイジを探し当てられたのか。何故彼は書く道を選んだのか。それが読みたかったです。レイジと同じ様にいっそ脚本とかお書きになったら面白いのじゃないかと思いました。2014/09/27

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