出版社内容情報
「嫌われ松子の一生」を超える著者最高傑作!
百年の不老とひきかえに、百年目には強制的に死ななければならない法律・百年法。その初めての百年を今、日本は迎えようとしていた……国難と対峙する政治家、国民、そして人間の姿を問う、衝撃の問題作下巻!
内容説明
不老不死が実現した社会。しかし、法律により100年後に死ななければならない―“生存制限法”により、100年目の死に向き合うことになった日本。“死の強制”をつかさどる者、それを受け入れる者、抗う者、死を迎える者を見送る者…自ら選んだ人生の結末が目の前に迫ったとき、忘れかけていた生の実感と死の恐怖が、この国を覆う。その先に、新たに生きる希望を見出すことができるのか!?構想10年。最高傑作誕生。
著者等紹介
山田宗樹[ヤマダムネキ]
1965年愛知県生まれ。98年「直線の死角」で第18回横溝正史賞を受賞。2003年に発表した『嫌われ松子の一生』は、映像化もされ大ベストセラーとなった。『百年法』で初めてのSF巨編を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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