角川oneテーマ21<br> 日本の領土問題―北方四島、竹島、尖閣諸島

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角川oneテーマ21
日本の領土問題―北方四島、竹島、尖閣諸島

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784041101629
  • NDC分類 329.23
  • Cコード C0295

出版社内容情報

日本がかかえる三つの領土問題はどうすれば解決するのか。

北方四島、竹島、尖閣諸島。出口が見えない三つの領土問題は解決可能なのか?昭和史と外交交渉の専門家二人が、具体的かつ実行可能な解決策を大胆に提示する。

目次

まえがき なぜ今、領土問題を考えるのか
第1部 外交交渉から見た領土問題(二十五年間の交渉に敗北した北方領土問題;新しい議論が期待される竹島問題;武力衝突の危険をはらむ尖閣諸島問題)
第2部 対談 領土問題を解決に導く発想と手がかり(領土問題を考える前提;現実的対応が求められる北方領土;日韓共存、交流の道を探る竹島;抑止力と対話が必要な尖閣諸島)
あとがき 領土をどう考えるか

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
ノンフィクション作家。評論家。1939年生まれ。同志社大学文学部卒業後、出版社勤務を経て著述活動に入る。近現代史(特に昭和史)の事象、事件、人物を中心にした作品や医学・医療を検証する著作を発表するほか、「昭和史を語り継ぐ会」を主宰、『昭和史講座』を年2回刊行している

東郷和彦[トウゴウカズヒコ]
京都産業大学教授。世界問題研究所所長。1945年生まれ。東京大学教養学部卒業後、外務省に入省。主にロシア関係部署を中心に勤務し、条約局長、欧亜局長、駐オランダ大使を経て2002年に退官。その後、ライデン大学、プリンストン大学、ソウル国立大学ほかで教鞭をとり、09年ライデン大学で博士号。10年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

52
もう少し、ソ連や中国、韓国の歴史に詳しければもう少しこの本を楽しめたのかも知れない。自分の勉強不足が情けない。新聞やTV等マスコミに躍らされて、真摯かつ冷静にこの問題に向き合わなかった自分に反省かな。これからは感情論だけでなく、きちんとした歴史認識を持ってこの問題に向き合いたい。そのきっかけを与えてくれた本。良い勉強になった。2012/11/24

mitei

48
日本の領土問題は早く解決しなければ永久に解決しなくなるなぁという著者の危機感が伝わった。四島一括って流石に難しいだろな2012/02/14

カムイ

28
領土問題は国どうしの思惑があるが、日本の外交での弱腰は目に余る、北方領土、竹島、尖閣諸島未だに解決できず苛立つこの上ない、特に北方領土はソ連の一方的な侵略に寄ると思う、中立を破ることは裏切り行為である、ヤルタ会談でアメリカとの密約での行為にもアメリカにも不信感抱く、一番悪いのは日本であるのだがそれにしても、戦前に住んでいた人達は憤りを通り越して諦めのため息しかない。2019/05/05

巨峰

21
元外交官が丁寧に日本の領土問題を語っているのだが、尖閣に関しては「売国」の書となっている・・・この書において大きなヒントを中国に与えてしまっている。ここにきて尖閣に関する中国の言い分が大きく変化したのはこの書による影響が大きいと僕は思う。2012/09/22

おーしつ

16
領土問題、政治問題、歴史問題。 それらを俯瞰しつつ、議論が交錯しないように縺れた糸を解いていく。 その困難さは分かるが山と積み上げられた「失敗」を繰り返すことができる余裕はもうなくなってるのも事実だ。 ちょうど北方領土の三島返還論が出てますがどうなるかな。2013/01/11

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