出版社内容情報
いまの日本の待ったなしの課題をわかりやすく解説！
ベストセラーとなった「先送りできない日本」をベースに、いまの日本が猶予なしで解決を迫られている４０の課題を厳選し、図解入りでわかりやすく解説します。
内容説明
ＴＰＰ、原発、ものづくり、財政問題…解決を先送りにしてきた山積みの日本の課題たち。わたしたちの問題を総解説。
目次
第１章 ドアを開ければグローバル社会
第２章 ＴＰＰでどうなる、日本の農業
第３章 国が変わるということ―座して死を待つか、第三の開国か。舵を切るのは今
第４章 世界が知恵を絞る巨龍との付き合い方
第５章 ものづくり大国日本、新ステージへ
第６章 今か、未来か？明日を決めるのはあなた
著者等紹介
池上彰［イケガミアキラ］
ジャーナリスト。１９５０年、長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、７３年にＮＨＫ入局。報道記者として、松江放送局、呉通信部を経て報道局社会部へ。警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。首都圏向けニュースのキャスターなどを務め、９４年より１１年間出演したＮＨＫ『週刊こどもニュース』で話題に。２００５年３月にＮＨＫを退局し、現在はフリージャーナリストとして多方面で活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みゃーこ
70
日本家計の金融資産1456兆。国債約1000兆円。50代以下の国民が膨大な借金を抱えている。日本の将来のリスクに目を背け今さえよければと問題を先送りさせてきたツケを今後若い世代が払い続ける…。震災復興費、人口構造の変化、ＴＰＰ、資源問題、産業構造の変化、国際パワーバランスの変化など様々な内外の問題を直視し、若い世代が怒りの声を上げ果敢に変化と改革を進めて行かなければならないのだろう。とりあえず古参役人、政治家の利害と若者の利害は相いれないので政治家の若返りを個人としては考えて投票していこうと思う。2013/02/16
アルカリオン
10
p76- IMFにおける各国の議決権は出資金額などにより決まっており、アメリカは約16.5％。85％以上の承認で可決となる事案が多いため、アメリカが事実上の拒否権を有している▼日本の議決権は6.138％で第2位。中国が6.071%で第3位。2021/09/08
えっくん
7
★★★★☆既刊されている「先送りできない日本」を図解入りで詳しく解説した本です。ＴＰＰの参加是非、チャイナリスク、グローバル化への立ち遅れ、多額の国債発行など日本が抱える様々な問題が、本書に掲示の図表やデータにより如実に伝わってきます。財政危機を招いたのはアメリカからの要請による公共事業への過大投資も一因であることを初めて知りました。高度成長により豊かな日本になり、今の生活水準を失うことなど誰も望まないでしょうが、この危機的状況を次世代に持ち越さないためにも国民一人ひとりの多少の痛み分けも必要でしょうね。2013/02/16
日下青側
6
とてもわかりやすく説明してあった。これだけの問題をわかりやすく、１テーマ数ページでまとめるのは大変だと思うが、そこはさすが池上さんですね。もっともっと色々なことを勉強しなくちゃいけないと思いました。たくさんの人にぜひ読んで欲しい本です、2012/03/10
どりたま
6
この本を読むと現在の日本の状況がはっきりします。先送りできない課題がこんなにあると改めて実感できました。それにしても遅すぎる政治決断！これを政治家だけのせいにしてはいけないと思います。この本でも指摘しているように国民一人一人が真剣に考えなければならない。そうすれば政治も動きやすいと思います。いまだに日本人は高度成長の良き時代にあこがれているために真剣に考えない。それが先に進まない、決断できない根源では…2012/02/21
