少女は夜を綴らない

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少女は夜を綴らない

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041058664
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

“人を傷つけてしまうかもしれない”という強迫観念に囚われている、中学3年生の山根理子。彼女は小学6年生のときに同級生の加奈子を目の前で“死なせてしまった”ことを、トラウマとして抱えていた。 “身近な人間の殺害計画”を“夜の日記”と名付けたノートに綴ることで心を落ち着け、どうにか学校生活を送っていた理子の前に、ある日、加奈子の弟・悠人が現れる。“加奈子の死”にまつわる理子の秘密を暴露すると脅され、理子は悠人の父親を殺す計画を手伝うことに。やむを得ず殺害計画を考えるうち、誰にも言えなかった“夜の日記”を共有できる悠人に心惹かれていく理子。やがてふたりは殺害計画を実行に移すが――。

内容説明

“人を傷つけてしまう”という強迫観念に囚われている、中学3年生の理子。“夜の日記”と名付けたノートに“殺人計画”を綴ることで心を落ち着け、どうにか学校生活を送っていた。しかし突然、理子の秘密を握る中学1年生・悠人が現れる。秘密を暴露すると脅され、やむを得ず悠人の父親を殺す計画を手伝うことになった理子は、誰にも言えなかった“夜の日記”を共有できる悠人に心惹かれていく。やがて準備は整い、ふたりは殺害計画を実行に移すが―。市内で発生する連続殺人、ボードゲーム研究会、“夜の日記”。バラバラだった事件は収束し、予想を裏切る結末が現れる!

著者等紹介

逸木裕[イツキユウ]
1980年東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒。フリーランスのウェブエンジニア業の傍ら、小説を執筆。2016年、『虹を待つ彼女』で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寂しがり屋の狼さん

114
加害恐怖症を克服するために夜な夜な綴られる殺人計画。毒、身近に起こる殺人事件、歪んだ家庭、思春期の少女の葛藤。読み出しはかなりグロいですが、最後まで読んでもらいたいです(◕ᴗ◕✿)2022/03/19

あも

89
小学生の時のある事件を契機に「人を傷つけてしまうのではないか」という加害恐怖に取り憑かれた中学生の理子。恐怖を抑えるため友人や知り合いをあらゆる方法で殺害したという架空の「夜の日記」をつけている。サイコパスや厨二病ではなく、やりたくないからこそ殺人を考えるという設定が少し新しい。あなたの秘密を知っているという少年、ホームレス殺人事件、兄への疑惑、イジメ、いろいろな要素が理子を動かし、話が転がっていく。収束までよくできているが、小さくまとまってしまった感は否めない。殺人日記から始まった話だが、読後感は良い。2020/07/20

えりこんぐ

72
『夜のノート』が出てきた時点で、サイコっぽい中学生女子の話かと思ったが、予想より面白かった。理子や悠人が抱える家族の問題は重い。。どこに向かうのかと心配になるも、ミステリーとしてちゃんと収まった気がしたからまぁスッキリかな。不思議な関係の2人がずっと繋がっていてほしい。ボー研仲間のマキや薫の正義感も苦手〜だったけど、必要なこともあるのね。2017/08/23

おかだ

60
ふむ、いいタイトル。加害恐怖に苦しむ中学生の理子は、死んだ同級生の弟・悠人に弱みを握られ、彼の父親を殺す計画に加担する事に。虐待・いじめ・殺人・痴漢・心の病等々、出てくる問題はどれもこれもとてつもなく重いのに、それ程どっしり胸につかえる内容ではなく、読後感も良い。この設定で読後感が良いって何気に驚異だと思う。理子や悠人の思考も正直しんどいけども、マキや薫の正攻法で戦える真っ直ぐ過ぎる強さも息苦しい。どちらにも共感しきれず、ちょうどいい塩梅の奴はいないのかと感じた。で、結局お兄ちゃんはどうなったんだろう…。2017/11/20

itica

59
殺人計画、殺人描写、痴漢、いじめ、虐待・・・犯罪の臭いが充満している。衝撃と息苦しさのこの状況に気持ちが付いて行けない。あるトラウマから加害恐怖(強迫観念)を覚えて苦しむ少女。彼女を利用しようとする少年。ただただ絶望に向かう少女に救いはあるのか。いや、あってほしい。そんな焦りの気持ちを持ちながら、最後は祈るような思いで結末を読んだ。中学生らしい正義感を持っている人もいるが、暴力的な人や異常な人が多すぎる、よね。 2017/08/07

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