怪奇探偵リジー&クリスタル

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041036402
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

美人私立探偵と個性的な助手のコンビが、不可思議な事件に挑む!

グラマーな美人私立探偵&SFオタクの少女助手が、血なまぐさい不可思議な事件の数々に挑む。キュートでエログロ満載のオカルト・ミステリ。

第二次大戦前の1938年。ロサンゼルスに事務所を構える、女性私立探偵エリザベス・コルト(通称:リジー)と、助手の少女クリスタルのコンビが、街を震撼させる奇怪で残忍な事件に、特殊な身体と知性を駆使し、勇敢に立ち向かう。パルプマガジンの表紙絵にそっくりな惨殺死体、幻の特撮映画上映中に消えた人々、甦る中世イギリスの錬金術師の魔法、謎めいたタイムトラベラー、異空間から紛れ込んできた凶獣の暴走……。型破りな謎と解決法が痛快で楽しい5篇を収録。物語を愛するすべての人に贈る、唯一無二のエンターテインメント小説!

本書に収録されている作品。
第1話 まっぷたつの美女
第2話 二千七百秒の牢獄
第3話 ペンドラゴンの瓶
第4話 軽はずみな旅行者
第5話 異空の凶獣

内容説明

第二次大戦前の1938年。ロサンゼルスに事務所を構える、女性私立探偵エリザベス・コルト(通称:リジー)と、助手の少女クリスタルのコンビが、街を震撼させる奇怪で残忍な事件に、特殊な身体と知性を駆使し、勇敢に立ち向かう。パルプマガジンの表紙絵にそっくりな惨殺死体、幻の特撮映画上映中に消えた人々、甦る中世イギリスの錬金術師の魔法、謎めいたタイムトラベラー、異空間から紛れ込んできた凶獣の暴走…。型破りな謎と解決法が痛快で楽しい5篇を収録。

著者等紹介

山本弘[ヤマモトヒロシ]
1956年京都府生まれ。作家。87年ゲーム創作集団「グループSNE」の一員となり、作家およびゲームデザイナーとしてデビュー。90年に『時の果てのフェブラリー』を発表後、多数のライトノベルを手がける。2003年発表の『神は沈黙せず』で注目されたのち、文芸エンターテインメント作家として数々の話題作を発表し、幅広い年齢層の読者を魅了しつづけている。11年には、『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

89
舞台は1938年ロサンゼルス、主人公は私立探偵リジーとクリスタル。古きよきハードボイルドの雰囲気が漂うだけでも楽しいのに、「怪奇探偵」たる仕掛けに始まり、パルプ紙、特撮、怪奇、SF、怪物、ハリウッドとこれでもかと詰め込まれた各編のマニアック振りに感激。2人の設定故の物語づくりや細かい描写も、さすが山本弘さんと思う程に良く練られていた。表紙のイラストがまた良い。読み終わるのが勿体ないと感じる一冊でした。2018/04/29

nyanco

75
アメリカンコミックかペーパーバックを思わせる装丁がお見事。第二次大戦前のロサンゼルスという舞台設定もとても良い。美人探偵・リジーと助手の少女・クリスタル、猟奇的な殺人事件を解いていく。事件の方が「怪奇」なんだと思っていたら、彼女たち自身が「怪奇」だったとは!この設定、二人のキャラがとても面白い。面白いだけでなく、彼女たちの生い立ちが語られる各々の物語も非常によく出来ている。リジーが不死身である理由、そしてペンドラゴンの瓶から生まれ出た怪物との哀しい対峙。続→2016/02/08

sin

75
いってみればオカルトとサイエンスフィクションの申し子:このスペシャルな二人組をもってくるのにこんなにぴったりな時代と場所はない…といっても過言ではないだろう。登場人物紹介の感のある第一話こそ物足りないが、第二話のオタク心に火をつける出来事といい第四話のSF好きにはたまらない大物が思わぬ関わり方で登場するタイムトラベル物に漂うノスタルジーといい、第三話・第五話の二人組それぞれの特別な生い立ちとその後日譚を絡めた作品構成も見事ツボにはまっている。第五話からは『宇宙船ビーグル号』のあるエピソードを感じて興味深い2016/01/16

papako

68
山本弘の探偵小説!ってどんな感じか気になって。こうきましたか!すごく楽しかった。時代の設定も起こる事件も絶妙で、ワクワクしながら読みました。リジーとクリスタル、それぞれ秘密を抱えているのに、たくましく生きてる二人がとても生き生き描かれている。一番好きなのは、『二千七百秒の牢獄』クリスタルが恐竜動かしてるとこ、見たかった。SFではなく、怪奇ってついてるのが、すごく合っている世界観でした。また、二人に会いたい。2017/06/13

ダミアン4号

51
一糸まとわぬ全裸で潜入とか主人公の女探偵がいきなり斧でとか…なんで?なんで?どうなってんだ?と思っていたら…はは~ん…なる…そういうワケ(笑)アメコミと“古き良きアメリカ”版探偵小説を融合させ、グッとパワーアップさせた様な物語。謎を秘めた二人が扱う事件だから…こちらの方も“常識”じゃ考えられない内容ばかり!猟奇殺人、錬金術師、古代の神、タイムトラベラー、異世界の怪物…次は?次は?どんな事件?巻末が近づくにしたがって禁断症状…続編が読みたい!でも自身が“常軌を逸した存在”なのに時間旅行を信じないなんて(笑)2019/11/15

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