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出版社内容情報
カンヤ祭に突如現れた「怪盗十文字」!探偵志望の生徒の監視をあざ笑うかのように犯行を続ける十文字。えるは放送部のインタビューを受け、十文字に古典部の「校了原稿」を賭け勝負を挑むのだった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
59
半年以上待ちに待った続巻。ようやく「十文字」の正体にたどりつくホータロー。まだ原作の「クドリャフカ」も終わっていません。まだまだ楽しめそう。ぼちぼち原作も続きを読みたいところですが、原作者のコメントを読むと、……(ネタバレにつき自粛)……でした。まぁ期待しましょう。と言うと、里志が何か言いそうだな。なぜかというと、おっとネタバレ注意ですね(こればっかし)。もう一度、いつかアニメ化てほしいところです。あるいは「クドリャフカ」だけをネタにした劇場版、ってのはどうでしょうかね?(単なる提案)2015/08/26
ぴよの助
40
待ってましたの最新刊!まやかがいじめられるシーンは本当に辛い。どうして周りというか部長とか動かないのかしら。孤立状態でかわいそう。ほーたろーの頭はどうなっているのか。凄いよ本当に。えるちゃんのピシッて固まる表情が笑える。最後いいところで切ったなー。しかも来年の春なの次は……!待ち遠しい!2015/08/28
へくとぱすかる
38
8年ぶり再読。原作も、前回読んだ記憶もかなり消えていて、アニメを見た記憶の輪郭だけが、何とか残っていた。前の8巻から半年空いているものの、シームレスに話が続いていることには感服する。千反田のインタビュー放送によって風向きは急変し、奉太郎も忙しくなるのだが、省エネ主義のモットーにもかかわらず、事態を厭う様子はなく、さすがの彼も高校生活に場慣れしてきたのかも。3人の背後で進んでいく摩耶花の孤独感にみちたもうひとつのストーリーが切ない。ラストの1ページが衝撃的だが、誰が「十文字」なのか? 残念ながら続きは次巻。2023/08/18
ソラ
37
良いところで終わったなぁ…。展開はゆったりしてるけれども、このコミカライズはとても丁寧で、人物一人一人の心理描写が細やかに描かれてる点で秀逸。2015/09/13
あなほりふくろう
26
個人的にクドリャフカ・クライマックスだと思ってる、里志が摩耶花に「期待」を語るシーン。里志の、その飄々とした表情のなかに屈託を押し殺したような重苦しさがあって、彼の心の痛みを思うと読んでいて息苦しくなってくる。語り終えた里志の制服をきゅっと握る摩耶花に思わずきゅん、と。2016/01/01